パソコン悪戦苦闘記録

無線LAN接続のプリンターに2台目以降のPCを追加接続 EPSONカラリオ

 今は昔、プリンターとPCとの間はケーブルでつながれており、PCの持ち運びは制限されていました。 「RS-232C」という規格 パラレル接続のケーブルでした。その後、接続の方法がUSB接続に変わり、ケーブルを自由に抜き差しできるようになったために、自由度は増しました。
 が、それでも、プリンターとのケーブル接続に変わりはなく、PC配置場所は依然として制限されていました。




 ところが、今では家庭内に無線LANルーターが普及し、しかもプリンターが無線接続(Wi-Fi)に対応しています。そのため、PCがどこにあっても、プリンターとの間は無線で、つまりケーブルレスでつながっています。ケーブルから解放されたために、ノートPCをどこに持ち運びしようと、家中どこからでも自由に、プリンターを使用できるようになりました。
 しかも、PCが何台であろうと、プリンターとの無線接続が可能です。
 一家に1台あるプリンターで、
   お父さんが書斎PCからプリントアウトし、
   嫁はリビングのPCからプリントアウトする、
といった使い方ができます。
 無線接続の恩恵で、なんとも便利な世の中になったものです。
 

 ところで昨日(2020年1月3日)、2台目のPCとプリンターとの間の無線接続の設定で、トラブルが発生した記事を書きました。
 すでに1台のPCと無線接続されて問題なく利用できているプリンターを、2台目のPCからも利用できるように設定したのですが、できなかったのです。
 設定中にエラーになり、PCが操作不能になってしまいました。
  ⇒ こちらの記事をご覧ください。


 その後、気を取り直して再挑戦し、無事に解決できました。
 あっけないほど簡単に解決しました。
 解決策を以下に示しておきます。今後、同じ設定作業される方にとって参考になれば、と思います。

2台目PCの設定手順は、次のとおりです。
1 EPSONのWEBサイトから、
  「Epson Web Installer」
  という名前の一括インストールツールをダウンロード
2 ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックで実行
  これにより、まずドライバー類がPCにインストールされる
3 その後、接続方法選択画面に遷移
  ・ 無線LAN接続
  ・ 有線LAN接続
  ・ USB接続
  ・ コンピューターをネットワークに追加
 とPC画面に、4つのボタンが縦に配置された画面が出現する
4 このうち、最下部の「コンピューターをネットワークに追加
  のボタンをクリック
5 後は、出てくるメッセージに従うのみ

 上記3のステップで、私は当初、「無線LAN接続」ボタンを選んで、そこから設定をしようとしたのですが、これが間違いです。このボタンは、1台目PCとプリンターの接続設定のためのものです。初回の無線接続設定なので、まずプリンター本体のネットワーク設定も必要とされ、その設定のために、この一番上のボタンを使用します。
 すでに1台目PCとプリンターとは無線接続ができているのですから、2台目以降のPCとプリンターとの間の接続のためには、
  「コンピューターをネットワークに追加」ボタン
これを選択することになります。
 私の見落としでした。

 それでも、私の上記見落としには、無理もない面があります。どういうことかというと、EPSONサイトの情報が古いのです。

EPSONサイトに掲載されている解説によると、
 1 接続方法選択画面でいったん「無線LAN接続」を選び
 2 その後のステップで、
   [コンピューターの設定のみ]
   というオプションボタンをクリックする
という手順になっているのです。

EPSONのWEBサイトに掲載の手順



 この解説はWindows7時代のもので、Windows10での設定手順では変更されています。Win10対応プリンターの設定では、ドライバー類のインストール後に出てくる画面中に、
    「コンピューターをネットワークに追加」
という独立のボタンが用意されているのです。
 EPSONサイトの情報は古いので注意が必要です。
 この情報をもとに設定しようとして、私と同じ失敗を犯す人は絶対にいるはずです。でも、この点を注意喚起する情報は、現時点では、ググっても出てこないですね。私の検索が不十分なだけでしょうか。
 いずれにしても、2台目以降のPCとEPSONプリンターとの無線接続の設定に当たって、このブログ情報は役立つはずです。それを望みます。

 これにて、一件落着! です。
 よかった、よかった。

 なお、昔はちょっとでもプリンターを使わない期間があると、ノズルが目詰まりを起こしていました。ノズルが目詰まりを起こすと変な色で印刷されるので、その度に、ヘッドクリーニングという作業を行っていました。面倒な上に、インクの無駄な消耗を伴います。ところが、最近のプリンターは改善されています。ノズルの目詰まりが起きないようになっています。現に私のプリンターは、購入後、まだ一度もノズルの目詰まりは起きていません。
 EPSONのプリンター「カラリオ」は、お勧めできます。複合機のカラリオを購入すると、紙の文面をスキャンして、PDF等の電子データにすることも簡単ですし。また、PCを起ち上げなくても、プリンター単体で、家庭用コピー機として使えます。
 さらに、プリンターにUSB端子が備わっているので、PCを起ち上げなくても、プリンター単体で紙に印刷されている情報を電子データに変換して、USBメモリに保存できます。
 複合機は、一家に一台、常備しておきたいですね。
エプソン プリンター インクジェット複合機 カラリオ EP-812A 2019年新モデル
価格:¥17,445
エプソン


EPSON 純正インクカートリッジ SAT-6CL 6色パック (目印:サツマイモ)
価格:¥4,531
エプソン

 
それでは、また次の記事で。


《2020年1月5日追記》
 私のブログによくコメントをくださるnarkejp さんのご指摘により、記事を一部修正しました。
 昔のPCとプリンターとの間の接続は「「RS-232C」という規格だったとしていた記述は誤りです。
 ご指摘のとおり、正しくは「パラレル接続」です。

コメント一覧

goosyun
muuno さん
 ありがとうございます。
 こういうコメントが一番うれしいです。
 また、いつでもおいでください。
   goosyun
muuno
goosyunさん
はじめまして。muunoと申します。
2台目のPCをプリンター接続する方法が分からずイライラしていたところでしたが、このブログのおかげですんなりと設定することができました。
ありがとうございます。
これからも有益な情報の更新を心待ちにしております!
iinna
延岡の山歩人Kさん宅からお越しいただき、ご縁がつながりました。

ちょうどプロバイダーを変えるタイミング(1月末)に当たり、 (goosyun)さんの記事に接しました。

プロバイダー変更に伴って、ルーターも変わりますから「セキュリキー」を変えればいいと簡単と考えてました。(^_^;)
ところが、パソコン内に変更箇所が見当たらず、EpsonWEBの案内を頼らざるを得なかったのです。

Windows7から10に移行したパソコンを使っていますから、多少の手間が予想されます。

Epsonの指示に従えば、「セキュリキー」を入力して新しいプロバイダーを認識して接続するのでしょうね❔
goosyun
「もののはじめblog」のiina さん
 はじめまして。
 「延岡の山歩人K」さんのブログを介してiinaさん知り、ブログを拝見しました。
 「焼酎がっ高!」は、傑作です。誤変換シリーズ、おおいに楽しませていただきました。
 ご質問をいただいた件ですが、情報が今一つ不足しているようで、状況が把握できません。iina さんのためであれば、少しでもお力になりたいところですが。
 推測すると、プロバイダー変更に伴って、ルーターも変わるということなのでしょうか。
 そうであれば、Epson Web Installer のダウンロード、実行で、示される案内に従っていけばできそうな気がします。
 Windows10対応プリンターでは、EPSONの案内ページと少し手順が異なる場合があるので、注意が必要です。その辺は、私の「パソコン悪戦苦闘記録」もご参照ください。
 なお、途中で失敗したとしても、何回でもドライバー類のアンインストールで対応できます。私は、計5回の失敗で、その度にアンインストールを繰り返し、6回目でようやく成功しました。
 具体的場面で、ご質問が出てくれば、私あてにメール送信をお願いいたします。アドレスはブログページに掲載しています。お役に立てるかは、分かりませんが。
 コメントありがとうございました。
 今後の誤変換シリーズ、期待しています。
  goosyun
iinna
プロバイダーを変えるのですが、Epson Web Installerを使って再接続すると案内されました。
ココで、新しいルーターにある「ネットワーク名(SSID)」が選ばれ「セキュリキー」を入力するのでしょうね❔

初体験なので不安です。
goosyun
yuura2 さん
 おもしろい話題の提供、ありがとうございました。
 インクタンクのプリンターは、経済的らしいですね。興味があります。
 コメントありがとうございました。
   goosyun
yuura2
はじめまして
去年の秋にインクタンクのプリンターを買ってインクコストの低下にびっくりしています。
ファックス設定やら訳が分からないのでコピーと印刷だけです。
先日実家に行って物置を見たら、40年前のパソコンがありました。
スイッチを入れると真っ暗な画面が出るだけで途方にくれました。入力のバーがぴかぴかするだけ。慌ててプログラミングの本を買って勉強しました。
外部記憶装置がないので、カセットデッキに録音したり、カタカナばかりの文章で、漢字は1字1字漢字コードから拾ってました(笑)
もちろんインターネットなどはなくて、通信は黒電話の受話器をカップラーにのせて。。。。。アハハハ
結婚後は暇がなくなり、ギザギザ文字のワープロでした。

すみません、今のパソコンの発展に驚きながら昔を思い出してしまいました。どもども・・・・・
goosyun
narkejp さん
 ご指摘どおり、昔は「パラレル接続」だったようです。
 素早い、かつ貴重なご指摘のおかげで、すぐに記事の修正ができました。ありがとうございます。
 「モデムに接続」との解説で、はたと思い当たりました。たしか、ISDNのTA(ターミナルアダプタ)の接続に、 RS232C を使っていた時代があったような。この記憶とごっちゃ混ぜになり、誤った記述になったようです。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
 貴重なコメントに、重ね重ね感謝いたします。
   goosyun
goosyun
narkejp さん
 貴重なご指摘、ありがとうございます。
 明日以降、調べ直してみます。
   goosyun
narkejp
一見落着して良かったですね。無線接続は便利ですが、トラブルに出くわすと厄介なのかもしれません。
なお、昔のセントロニクス型のプリンタケーブルはパラレル接続で、RS232C とは違います。RS232C はパソコン通信時代にモデムに接続する時に使いました。クロス・タイプのケーブルでパソコンどうしを接続して両方で通信ソフトを立ち上げ、テキストデータをやりとりすることもできました。こちらはシリアル接続です。USB はユニバーサル・シリアル・バスの略称で、RS232C と比べるとずっと高速なシリアル接続です。
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