そのメールにはファイルが添付されていて、その開封のためのパスワードがメール本文に記載されていました。
何の用件だろうと、パスワードを使って添付ファイルを開くと、私にはあまり関係なさそうな内容です。というよりも、これには内密情報が記載されています。
「えっ、これって私が読んでもいいの?」
っていうような、マル秘情報です。
んで、改めてメール本文を読み直してみると、私あてのメールではないことが分かりました。
別の人に送信しようとしていたのに、その上司は誤って、関係のない私あてに送信してしまったのです。ある社員に送信しようとしていたのに、その社員と姓が似ているために間違って私に送信したようです。
「誤送信」ってぇやつです。
その上司に電話すると、
「ごめんごめん、中を読まずに、削除しておいてくれないか。」
と頼まれました。
信頼できる上司だったので、その指示どおりするに削除しておきました。上司に「貸し」が一つできました。
メールの「誤送信」は、時々起きる、典型的なセキュリティリスクの一つです。
「あぁ、やっちまったぁ!」
ところによっては「やってもおぉたぁ~!」
っていうやつです。
この手のリスクは、ヒューマンエラーです。人間のやることですから、どうしても一定程度の確率で生じます。
ですから、このリスクの害を低減するために、パスワードは、同一メールに記載することは避けるべきとされています。
同一メールにパスワードを載せていると、何のためにファイルパスワードを設定したのか、意味がなくなりますから。
ナンバー式のロックがされている玄関に、デカデカとその開錠ナンバーを貼り付けているようなもんです。
「施錠していますが、このナンバーでロック解除できます。どうぞどうぞ、ご自由に中にお入りください。」
ってなもんです。
それにしても、「送信相手が私でよかったですね、上司の〇〇さん」
「私も気をつけよう」って、切に思いました。
パスワードは、できればメールとは別の手段で伝えましょう。少なくとも、別便のメールで送信しましょう。
◆ 最新規格Wi-Fi 6に対応
それでは、また次の記事で。
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