あの伊藤詩織監督の作品が23日、米国アカデミー賞にノミネートされた。
長編ドキュメンタリー部門に日本人監督が候補になるのは史上初。
作品は英国アカデミー賞でもノミネートされた『Black Box Diaries』。
あの伊藤監督というのは、自身が性暴力被害者。
あの伊藤監督というのは、自身が性暴力被害者。
伊藤詩織が当時、衝撃の顔出し会見。
紆余曲折を経て、公判で勝利した。
紆余曲折を経て、公判で勝利した。
加害者はTBS山口敬之元記者。
8年前の事件はメディアを巻き込んだ。
作品は性被害者しかわからない痛みを追う。
当時の安倍政権との関係、さらに事件の裏までえぐる。
スリリングな運びが巧く、証言で感涙を誘うシーンなど映画評論家の評価が高い。
当時の安倍政権との関係、さらに事件の裏までえぐる。
スリリングな運びが巧く、証言で感涙を誘うシーンなど映画評論家の評価が高い。
事件の詳細は当ブログでも以下アップしているので参照。
中居SEXスキャンダルでこの事件を思い出した。
フジ社員は身内が守ってくれなかった。
フジ社員は身内が守ってくれなかった。
それどころか、示談に持ち込んで隠ぺいしようとしていた。
まんまと逃げおおせると思ったが、あちらこちらから漏れ出した。
まんまと逃げおおせると思ったが、あちらこちらから漏れ出した。
だが、依然として守秘義務、人権問題を盾にする。
すでにスポンサーが大量に逃げ出した。
きっと情報の詳細は把握したのだろう。
きっと情報の詳細は把握したのだろう。
沈没する船からいち早く脱出したかのようだ。
『Black Box Diaries』は、世界的に高評価を受けているが、日本での公開は未発表。日本のスターサンズが製作に名を連ねており、公開に向けて動いてはいるはずだが、上記の問題が足枷になっている可能性もある。
ホテルの防犯カメラの映像は加工されているとはしても、あまりに衝撃的であるし、警察官との電話のやりとりは事件の闇の深さ、裁判の過程と重なる意味で重要なうえ、エモーショナルな役割も果たしている。もしこれらを削ってしまえば、作品の存在意義も弱まるに違いない。
一方でそれ以外にも「性被害に遭った当事者にしかわからない痛み」は強烈に観る者の心をえぐるし、当時の政権との関係など事件の“裏”まで見えてくるスリリングな運びの巧みさ、さらに思わぬ人物の証言が感涙を誘うシーンなど、多くの人に観てほしい作品なのは確か。「無断使用」と「公益性」というドキュメンタリーで起こりやすい問題は、マイケル・ムーアなど過去の事例で、アメリカでは公益性を受け入れやすい土壌であることも再認識する。
なおアカデミー賞「受賞」に関しては、他に有力な作品もあり、現状では「可能性あり」に留まる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます