３月という月

　携帯電話が停止して、どうしたものかと思っている間に、インターネットまで停止してしまった。今日、やっと復活したのだが、急に色々なことが出来なくなるのは不便だ。それだけ、我々日本人が社会的利便性に毒されているのだと痛感した。この怠惰を打破せんがために、携帯電話だけは頑として停止状態を保持しようと試みた。だが、今月末までに料金を支払わなければ、電話番号、及びメールアドレスに関して永久的に復旧不能であるとの通達を受けた。そのため、面倒だが最寄のドコモショップへ赴かねばならず、些かの煩わしさを禁じ得ない所存である。行き掛けの駄賃に、休止に関する説明や、プラン変更を申し出てみよう。

　さて、最近はネットが出来なかったので、専らギターを弾いていた。一日の半分は曲作りをしていて、その甲斐あってか、３日で１３曲が完成した。今回は、昔書いた歌詞に曲をつけていくというコンセプトなので、全て歌詞があり、尚且つツインギターでメロディアスに仕上がっている。そう、ゴアグラインドではなく、メタルとロックとドゥームとグラインドのコラボレーションのような楽曲ばかりだ。歌詞はビジュアル系やマリリンマンソンを好んで聴いていた高校時代に書いたものなので、とてもビジュアル系っぽく、且つ意味が分からない。ネット上においては、こういう類のものを「黒歴史」と呼び忌み嫌う傾向にあるが、私の考えは違う。そう、成長過程における夢想も、すべては必要悪なのだと思う。どんなに格好つけたとしても、その歩みの結果として今の自分が存在するのだ。悲嘆するよりは、ただ整然と受容し、当時の意識の続く道を完成させてやるのだ。私が、過去の歌詞に曲をつけてやることで、高校時代の自身の望みが成就する。時間が掛かっても、完結させてやることが軌跡への感謝に繋がると、まぁ個人的な戯言なので聞き流してもらって結構だが。
　礎に感謝、となれば、気に入らない自分が形成されている現在は、やはり間違った生き方をしてきたのだろうな、とも思いながら・・・。

　また、去年などは「ブログは１回２０００字程度」という目標を掲げて書いてきたが、実際、無駄に長い必要も無いので、その目標は取り払ってしまおう。今年度に掲げる新たな目標は「自分に優しく」でいこう。厳しくすると、すぐ挫折しちゃうからね。