今月の11日に初出勤で、まだ3回しか働いていないが、初日から俺の肉体は悲鳴を上げていた。作業の部署が二種類あり、ドンキホーテの商品を扱う会社と、学校教材を扱う会社がある。ドンキホーテ(以下ドンキ)では商品の検品・梱包などのピッキング作業(時給900円)と、TCと呼ばれる商品の仕分け作業(時給1000円)があり、学校教材のほうは一律で時給900円の仕事がある。
面接時に受けた説明では、仕分け作業は体力に自信のある男性が必要だと言っていた。つまり力仕事であることは明白なわけだが、交通費も他の作業より多く出るため、挑戦しようか迷っていた。しかし、屈強な男だらけの職場で働くのは無理だろうと思い、ドンキのピッキング作業を予約して初出勤したのだ。
すると、仕分け作業のレギュラー(俺は短期バイトなのでスポット)作業員が欠席したということで、仕分けをやってみないかと聞かれた。「検品より時給が良い」とか「交通費も多く出る」とか「仕分けで死ぬのは月曜と金曜だけ」(この日は火曜)だとか、それらの口車に乗せられて、ついつい承諾してしまった。そして、俺の作業スケジュールは次のようになった。
9:00 作業開始 ~11:00くらいまで、大型トラックからの荷降ろし。
終わり次第、商品をベルトコンベアへ延々と乗せる作業。
12:00 昼休み
13:00 作業再開 ひたすら午前中の続き。
15:00 休憩
15:15 作業再開 ひたすら商品をコンベアへ乗せる。
18:00 休憩
18:15 作業再開 ひたすら商品をコンベアあqswでfrgtyふじこ
20:00 終了
20:30 送迎バスにて駅へ
21:20 路線バスで自宅へ
まず何といっても作業時間が長く、休憩が短い。朝九時から夜八時の間に全部で一時間半しか休めない。にも関わらず、作業は決められた出荷数をこなさなければならないため、とにかく速さを求められる。
フォークリフトでコンベアの横に流す商品が置かれるのだが、それを流している間にも、隣のレーンに商品が置かれるため、主に3つのレーンで矢継ぎ早に商品を流しつづけるのだ。
ドンキへ行ったことがあれば分かると思うが、商品は実にバラエティに富んでいる。なので流す荷物も次々と変化したり、各店に配送するためやたらと同じものを流したりと忙しい。覚えている範囲で、商品ごとにメモを記載しておこう。ちなみに流すのが楽な順番だ。
スポンジ 最高。重さを全く感じないが、数が少ない。昨日に至っては一度も流すことがなかった。
スナック菓子類 これも軽い。たとえ大きめの箱できても、軽いので問題無い。
カップラーメン とても軽いので助かる。
物干し竿 長いだけで持ち易く軽い。大体2~3本のセットなので楽勝。
ペットボトル類 そこそこ重量感はあるが、少し乱暴に扱っても破損しないので比較的楽。
衣類 アパレル関係の品。大きさの割に軽いので好都合だ。
ペット用品 少し臭いので軽いが腹立たしい。
VHSビデオ 数十個が一まとめになっていると重くて最悪。
布団 でかくて持ちにくい。あまり重くはないが持ち運びにくいものは面倒だ。
缶ジュース類 垂直落下による破損を防ぐため、乗せる時に気を遣う。なので消耗しやすい。
紙媒体 紙というものは実はとても重い。小さいくせに重いので大量に積まれていると最悪だ。
割り箸 妙に重いしでかい。割り箸の分際でと思ってしまう。
洗剤類 液体が詰まっているため重いうえに、露骨に臭くて嫌になる。
コンテナ ダンボールやビニールではなく、コンテナに入っている。主に洗剤が中心だが、コンテナごとに中身の量がバラバラなため、とても疲れる。
オーディオコンポ ダイナミックサウンドどころか重量がダイナミックで嫌だ。
ハンガー類 大量のハンガーが巨大なダンボール一杯に詰まっていて凄まじく重い。
テーブル 1枚ごとの物は余裕。問題は複数枚が紐で結わかれて梱包されているもの。大きくて持ちにくいうえに重いのでキツイ。
マッサージチェア たぶんコンベアに乗せた中で一番重い、しかも巨大で持ちにくい。数が少ないのが唯一の救い。
重い荷物を持つとき、腰を破壊してしまわぬように注意している。だが、低い位置から持ち上げたり、高い場所から下ろす時、どうしても腰に負担がかかる。時間帯が遅くなるにつれて、腕に力が入らなくなるため、そうなると足腰で補助せねばならず、ジーンズは膝の周辺がボロボロに破れてしまった。そして、帰宅途中の路線バスで自分自信から漂う異常な汗臭さに閉口する。
また、朝の大きなトラックには、床から天井までびっしりと大量の荷物が積んであり、どこまで降ろしても先が見えずに途方も無い。中には換気設備など備わっていないため、奥に行くほど蒸し暑く、何故か強烈にシンナー臭い。それだけで体力や水分が奪われるのに、荷物が大きく重かったりする最悪の仕事だ。一つのトラックが終わったら、まだ終わっていないトラックを手伝うのだ。
そしてそれとは別に、昼や夜もトラックが来る。そのトラックは、朝に荷降ろしをするトラックの半分以下の大きさで、誘導されたレーンの正面に着く。荷台を開け、その荷物を運んできた運転手が、正面のレーンにあるコンベアへ次々と積荷を流す。仕分けでコンベアに荷を乗せていく作業員は基本的に3人なので、手が空いたり、次の荷物がフォークリフトで運ばれてこない時は、そのトラックから荷物を流す作業を手伝う。そのため、「次の荷物が運ばれてこないから暇だなぁ」という時も、日によってはあるらしいのだが、残念ながら俺は未経験だ。
辛いと思っている作業中は、何故大学まで行ったのに肉体労働をしているのだろうという疑問で頭が満たされる。なのでこのバイト期間が終わったら、今度はパソコン入力などの座って出来るバイトを探そうと思う。
そんなこんなで初日は全身がひどい筋肉痛になってしまい、日常生活における単純な動作すら困難だった。翌日は学校教材を扱うほうでの仕事だったため、今度は楽だろうと期待に胸を膨らませていた。広い倉庫の中を案内されたどり着いた先は、各地の学校へ送る、封筒やダンボールに入った荷物の仕分け作業場だった。
結局、扱う物や作業場の環境は違うが、力仕事に変わり無く、実際そこは男だけの職場なのだ。トラックからの荷降ろしこそ無いが、全身筋肉痛の俺には辛かった。使い終わって畳んだ折りたたみ式のコンテナ(通称、折りコン)を積み上げて、自分の身長より少し高い程度になったら、所定の場所へ持っていく作業が主だった。要は、折りコンをひたすら運んだり積んだりしていたのだが、腰が痛過ぎたため、低い位置に下ろす時など物凄く慎重に行っていた。
だが、確かにドンキでの作業に比べたら遥かに楽な仕事だと感じた。どうしようもなく辛かったのは、前日の労働による肉体の疲労によるところが大きい。また、30代が中心のドンキでの仕分けと違い、20代前半の若者が中心だった。ただ、各学校では2学期が始まったことで、教材を扱うこちらの仕事は残業が当たり前のようにあるらしい。実際、俺が働いたこの日(一昨日)も、朝9:30から開始して夜20:15まで続いた。送迎バスなどの時間が関係無い人は、まだ働いていた。昨日も本当はここの作業に入る予定で組まれていたが、キモイ奴らや中国系アジアンが多かったので、ドンキのほうがずっと良い。
この作業中に、面接の担当だった人が来て、明日またドンキの仕分け作業(T/C)をやらないかとしつこく言われたため、定時の18:30までならばという条件で了承してしまった。そのため、昨日も大型トラックからの荷下ろしや、ひたすらコンベアへ荷物を乗せる仕分け作業で、左腕は完全に死んでしまった。約束通り18:30で帰ることが出来たのでまだ良かったが、「明日はコンテナ数が少ないらしい」という勧誘の弁は、案の定嘘だった。
ちなみにこの日は、今日が初めてだという新人の2人と、基本的に一緒の作業だった。背が高く体格もかなり良い屈強そうな若者(年齢は俺と同じくらいかなぁ)と、別の派遣会社から来た40代の小太りのおっさんだ。おっさんは昼休み前の時点で、この仕事はキツイからもう来ないと言っていた。きっと、仕分けと聞いて郵便局でやるような作業と勘違いしたのだろう。彼は少ししてから、荷台に指定された荷物を乗せて奥の倉庫へ運ぶ作業に転向されていた。また、若い屈強な男は、見た目通りとてもパワフルだった。しかし、昼休み後に、実は腰を痛めてしまったと言っていた。言われるまでもなく、俺もそうではないかと感じていた。何故なら、沢山のジュース類や洗剤などをコンベアに乗せる時に、腰を落として流していくのではなく、完全にしゃがんだ状態から腕力だけで持ち上げていたためだ。休憩時間、社員の人に明日は休んでも良いか聞いたところ、明日は出て貰わないと困るとして拒否されてしまっていた。きっと今頃は腰が死んでしまっていることだろう。気の毒に彼は、週6日もこの仕事を予約してしまっていたらしい。せっかく力仕事向きの人材が入ってきたのに、休まれてしまうのだから会社側はとても痛手だろう。何故ならこの作業は、すぐに辞めてしまう人が多いようで、最近特に人数不足なのだと言っていた。だが、だからと言って俺ではなくもっと体格の良い男を勧誘したほうが良い気がする。
それと、今日俺が休んでいるのは、もう仕分け作業は嫌だと言ったところ、現地待機という形になったためだ。定時にいつもの休憩室まで来てもらい、欠員が出るなどして仕事に空きが出たら、即作業を開始するというものらしい。もし仕事が入らなければ、交通費だけは出すと言われた。また、今までに現地待機で仕事が発生しなかった例は無いのだとも言われた。しかし、過去に100%の確率を保持していたからといっても、それは未来における可能性を上昇させるだけで、確実性の保証には成り得ない。なので、現地待機という形ならば休みにして欲しいと、電話が着た時に言い、後でメールでもそう送ったのだが、対応に俺の意思を考慮した形跡が見受けられなかった。それが少し頭にきたので、休みたいという希望ではなく、休みますという強気のメールを送った。ついでに、先程述べたような現地待機が確実性に欠けることと、給与目的で働いているため金銭の発生しない拘束は無駄な時間の浪費に他ならないという旨も記載しておいた。
これが、俺が今日休んでいる理由だ。明日からは、ドンキの検品・梱包などをするピッキング作業ということになっている。本来は初めからこの作業だったはずなのだが、短期バイト開始5日目にしてやっと、という感じだ。ちなみに、初日と二日目の給与が振り込まれていて、19,390円だった。なのでとりあえず引き出して、今日通販で18,000円分の買い物をした。火曜あたりには届くだろうと期待している。
面接時に受けた説明では、仕分け作業は体力に自信のある男性が必要だと言っていた。つまり力仕事であることは明白なわけだが、交通費も他の作業より多く出るため、挑戦しようか迷っていた。しかし、屈強な男だらけの職場で働くのは無理だろうと思い、ドンキのピッキング作業を予約して初出勤したのだ。
すると、仕分け作業のレギュラー(俺は短期バイトなのでスポット)作業員が欠席したということで、仕分けをやってみないかと聞かれた。「検品より時給が良い」とか「交通費も多く出る」とか「仕分けで死ぬのは月曜と金曜だけ」(この日は火曜)だとか、それらの口車に乗せられて、ついつい承諾してしまった。そして、俺の作業スケジュールは次のようになった。
9:00 作業開始 ~11:00くらいまで、大型トラックからの荷降ろし。
終わり次第、商品をベルトコンベアへ延々と乗せる作業。
12:00 昼休み
13:00 作業再開 ひたすら午前中の続き。
15:00 休憩
15:15 作業再開 ひたすら商品をコンベアへ乗せる。
18:00 休憩
18:15 作業再開 ひたすら商品をコンベアあqswでfrgtyふじこ
20:00 終了
20:30 送迎バスにて駅へ
21:20 路線バスで自宅へ
まず何といっても作業時間が長く、休憩が短い。朝九時から夜八時の間に全部で一時間半しか休めない。にも関わらず、作業は決められた出荷数をこなさなければならないため、とにかく速さを求められる。
フォークリフトでコンベアの横に流す商品が置かれるのだが、それを流している間にも、隣のレーンに商品が置かれるため、主に3つのレーンで矢継ぎ早に商品を流しつづけるのだ。
ドンキへ行ったことがあれば分かると思うが、商品は実にバラエティに富んでいる。なので流す荷物も次々と変化したり、各店に配送するためやたらと同じものを流したりと忙しい。覚えている範囲で、商品ごとにメモを記載しておこう。ちなみに流すのが楽な順番だ。
スポンジ 最高。重さを全く感じないが、数が少ない。昨日に至っては一度も流すことがなかった。
スナック菓子類 これも軽い。たとえ大きめの箱できても、軽いので問題無い。
カップラーメン とても軽いので助かる。
物干し竿 長いだけで持ち易く軽い。大体2~3本のセットなので楽勝。
ペットボトル類 そこそこ重量感はあるが、少し乱暴に扱っても破損しないので比較的楽。
衣類 アパレル関係の品。大きさの割に軽いので好都合だ。
ペット用品 少し臭いので軽いが腹立たしい。
VHSビデオ 数十個が一まとめになっていると重くて最悪。
布団 でかくて持ちにくい。あまり重くはないが持ち運びにくいものは面倒だ。
缶ジュース類 垂直落下による破損を防ぐため、乗せる時に気を遣う。なので消耗しやすい。
紙媒体 紙というものは実はとても重い。小さいくせに重いので大量に積まれていると最悪だ。
割り箸 妙に重いしでかい。割り箸の分際でと思ってしまう。
洗剤類 液体が詰まっているため重いうえに、露骨に臭くて嫌になる。
コンテナ ダンボールやビニールではなく、コンテナに入っている。主に洗剤が中心だが、コンテナごとに中身の量がバラバラなため、とても疲れる。
オーディオコンポ ダイナミックサウンドどころか重量がダイナミックで嫌だ。
ハンガー類 大量のハンガーが巨大なダンボール一杯に詰まっていて凄まじく重い。
テーブル 1枚ごとの物は余裕。問題は複数枚が紐で結わかれて梱包されているもの。大きくて持ちにくいうえに重いのでキツイ。
マッサージチェア たぶんコンベアに乗せた中で一番重い、しかも巨大で持ちにくい。数が少ないのが唯一の救い。
重い荷物を持つとき、腰を破壊してしまわぬように注意している。だが、低い位置から持ち上げたり、高い場所から下ろす時、どうしても腰に負担がかかる。時間帯が遅くなるにつれて、腕に力が入らなくなるため、そうなると足腰で補助せねばならず、ジーンズは膝の周辺がボロボロに破れてしまった。そして、帰宅途中の路線バスで自分自信から漂う異常な汗臭さに閉口する。
また、朝の大きなトラックには、床から天井までびっしりと大量の荷物が積んであり、どこまで降ろしても先が見えずに途方も無い。中には換気設備など備わっていないため、奥に行くほど蒸し暑く、何故か強烈にシンナー臭い。それだけで体力や水分が奪われるのに、荷物が大きく重かったりする最悪の仕事だ。一つのトラックが終わったら、まだ終わっていないトラックを手伝うのだ。
そしてそれとは別に、昼や夜もトラックが来る。そのトラックは、朝に荷降ろしをするトラックの半分以下の大きさで、誘導されたレーンの正面に着く。荷台を開け、その荷物を運んできた運転手が、正面のレーンにあるコンベアへ次々と積荷を流す。仕分けでコンベアに荷を乗せていく作業員は基本的に3人なので、手が空いたり、次の荷物がフォークリフトで運ばれてこない時は、そのトラックから荷物を流す作業を手伝う。そのため、「次の荷物が運ばれてこないから暇だなぁ」という時も、日によってはあるらしいのだが、残念ながら俺は未経験だ。
辛いと思っている作業中は、何故大学まで行ったのに肉体労働をしているのだろうという疑問で頭が満たされる。なのでこのバイト期間が終わったら、今度はパソコン入力などの座って出来るバイトを探そうと思う。
そんなこんなで初日は全身がひどい筋肉痛になってしまい、日常生活における単純な動作すら困難だった。翌日は学校教材を扱うほうでの仕事だったため、今度は楽だろうと期待に胸を膨らませていた。広い倉庫の中を案内されたどり着いた先は、各地の学校へ送る、封筒やダンボールに入った荷物の仕分け作業場だった。
結局、扱う物や作業場の環境は違うが、力仕事に変わり無く、実際そこは男だけの職場なのだ。トラックからの荷降ろしこそ無いが、全身筋肉痛の俺には辛かった。使い終わって畳んだ折りたたみ式のコンテナ(通称、折りコン)を積み上げて、自分の身長より少し高い程度になったら、所定の場所へ持っていく作業が主だった。要は、折りコンをひたすら運んだり積んだりしていたのだが、腰が痛過ぎたため、低い位置に下ろす時など物凄く慎重に行っていた。
だが、確かにドンキでの作業に比べたら遥かに楽な仕事だと感じた。どうしようもなく辛かったのは、前日の労働による肉体の疲労によるところが大きい。また、30代が中心のドンキでの仕分けと違い、20代前半の若者が中心だった。ただ、各学校では2学期が始まったことで、教材を扱うこちらの仕事は残業が当たり前のようにあるらしい。実際、俺が働いたこの日(一昨日)も、朝9:30から開始して夜20:15まで続いた。送迎バスなどの時間が関係無い人は、まだ働いていた。昨日も本当はここの作業に入る予定で組まれていたが、キモイ奴らや中国系アジアンが多かったので、ドンキのほうがずっと良い。
この作業中に、面接の担当だった人が来て、明日またドンキの仕分け作業(T/C)をやらないかとしつこく言われたため、定時の18:30までならばという条件で了承してしまった。そのため、昨日も大型トラックからの荷下ろしや、ひたすらコンベアへ荷物を乗せる仕分け作業で、左腕は完全に死んでしまった。約束通り18:30で帰ることが出来たのでまだ良かったが、「明日はコンテナ数が少ないらしい」という勧誘の弁は、案の定嘘だった。
ちなみにこの日は、今日が初めてだという新人の2人と、基本的に一緒の作業だった。背が高く体格もかなり良い屈強そうな若者(年齢は俺と同じくらいかなぁ)と、別の派遣会社から来た40代の小太りのおっさんだ。おっさんは昼休み前の時点で、この仕事はキツイからもう来ないと言っていた。きっと、仕分けと聞いて郵便局でやるような作業と勘違いしたのだろう。彼は少ししてから、荷台に指定された荷物を乗せて奥の倉庫へ運ぶ作業に転向されていた。また、若い屈強な男は、見た目通りとてもパワフルだった。しかし、昼休み後に、実は腰を痛めてしまったと言っていた。言われるまでもなく、俺もそうではないかと感じていた。何故なら、沢山のジュース類や洗剤などをコンベアに乗せる時に、腰を落として流していくのではなく、完全にしゃがんだ状態から腕力だけで持ち上げていたためだ。休憩時間、社員の人に明日は休んでも良いか聞いたところ、明日は出て貰わないと困るとして拒否されてしまっていた。きっと今頃は腰が死んでしまっていることだろう。気の毒に彼は、週6日もこの仕事を予約してしまっていたらしい。せっかく力仕事向きの人材が入ってきたのに、休まれてしまうのだから会社側はとても痛手だろう。何故ならこの作業は、すぐに辞めてしまう人が多いようで、最近特に人数不足なのだと言っていた。だが、だからと言って俺ではなくもっと体格の良い男を勧誘したほうが良い気がする。
それと、今日俺が休んでいるのは、もう仕分け作業は嫌だと言ったところ、現地待機という形になったためだ。定時にいつもの休憩室まで来てもらい、欠員が出るなどして仕事に空きが出たら、即作業を開始するというものらしい。もし仕事が入らなければ、交通費だけは出すと言われた。また、今までに現地待機で仕事が発生しなかった例は無いのだとも言われた。しかし、過去に100%の確率を保持していたからといっても、それは未来における可能性を上昇させるだけで、確実性の保証には成り得ない。なので、現地待機という形ならば休みにして欲しいと、電話が着た時に言い、後でメールでもそう送ったのだが、対応に俺の意思を考慮した形跡が見受けられなかった。それが少し頭にきたので、休みたいという希望ではなく、休みますという強気のメールを送った。ついでに、先程述べたような現地待機が確実性に欠けることと、給与目的で働いているため金銭の発生しない拘束は無駄な時間の浪費に他ならないという旨も記載しておいた。
これが、俺が今日休んでいる理由だ。明日からは、ドンキの検品・梱包などをするピッキング作業ということになっている。本来は初めからこの作業だったはずなのだが、短期バイト開始5日目にしてやっと、という感じだ。ちなみに、初日と二日目の給与が振り込まれていて、19,390円だった。なのでとりあえず引き出して、今日通販で18,000円分の買い物をした。火曜あたりには届くだろうと期待している。