坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

お金を払うこと

2013-01-22 | 日々
誤解を受けるかもしれないけれど、日々思っている事を
書いてみます。


昨日、大学時代の友人と遅い新年会をしました。
同級生なので、ほとんどが還暦祝いをしたお年頃。

いつもは、6,7人集まるのですが、昨日は4人だけでした。
もう1人は預かっているマゴ連れで来て、お茶だけして帰りました。

みな、義理や実の両親の介護をしたり、相次いで両親が急逝したり、友人自身も体調を
崩したり。。。なかなか勢揃い出来ません。
(ご両親もみな85歳を過ぎようとしていますから、順番といえば順番なのですが)

学生時代から顔見知りの「○ちゃんのお父さんやお母さん」が動けなくなったり、
亡くなったり、という話を聞くのは寂しいです。

また、マゴも、初孫、という年齢を過ぎて、娘が二人目の子供を
産む、という事で、上の子連れで里帰りしたり、娘の体調が悪くて
マゴ連れお茶会、なんて事になりました。


そうすると、まだまだ若いばーばの私達もいかに、体力を維持するか、という話になります。

ある友人が、「好きな時に、行かれて、30分で終わる女性専用のスポーツクラブ」に
行っている話をしていました。

実は、ワタシもそこに行こうと思っていたのですが。。。申し込み直後にネットで
見た口コミ?があまり良いものでなかったので、やめてしまっていたのでした。。。

友人の話では、悪くはない、という事だったので、再考しようかな、って思ってます。

その友人は外反母趾、実は私も加齢!と、足の使いすぎ?のせいで去年の秋から、踵が痛くて。。。。


ひどいときは、ピアノのペダルも踏めなかったので、整形外科にも一ヶ月以上通いましたが、
ちょっと今はやめてます。。。

ただ、大好きなデパート歩きも、お散歩もおっくうになってしまったので、
すごく筋力と体力がなくなっているのを実感する出来事もあり、
何か真剣に考えなければ、と思っていました。

家で、出来る筋トレや、体力維持の為のストレッチなどなど、(だれでもそうでしょうけれど)
よほど意志が強い人でないと、いつのまにか忘れています。
私は意志は強い人じゃありませんので(笑


「特に、大人の場合は、やはり自分のお財布から、お金を払う、って事も
大事なのよね」と思うのですが、どうでしょう?


ほんの少しであろうと、お金を払って、定期的に(強制的に)
通う状態を作る、という事が大事なのではないかなあ、と思います。
ま、中には、お友達と連れだって夜な夜なウォーキングをしている姿も
見かけますが、仲間がいることも大切なのですね。


これは、スポーツに限らず、お稽古事にも言えるのではないかなあ、と
思います。

もちろん、無料の講座、というものもあって、素晴らしい内容で、教えてくださることも
あるでしょう。
でも、それは、今後へのきっかけ作りになる、と考えた方が良いのでは、
なんて思うのですが。


お金を支払って、教わりに行く、という行為が、「ただで」という行為よりもさらに
何か 見えない姿勢、につながる事もあるのではないかしら、と日ごろ、ふと、思うのでした。



決して、「お金に目がない」わけではないのですよ、けっして。


うんと昔、後輩にあたる若い人が、子育ても落ち着いて、久しぶりにピアノを
教える事になった、という話を私にしてくれました。

「習いに来てくれるのは、子供のお友達だし、私なんか、子育てで
すっかり遅れているから、お月謝はほんの気持ちしかもらっていないんです」と
言ったので、

私は「それは、ダメよ」
「近しい友だちだからこそ、勿論そうじゃない人だって、
あなたが、一般の相場、だと思う金額のお月謝はもらわないとダメなのよ」と
言いました。

それは、「ちゃんとお金をもらう」というイヤな面での意味じゃなく、
「ちゃんとお金をもらう」という事で、先生側と、生徒側が抱く気持ちの
ケジメがつくからなのだと、思います。
違うかな?


他のきっかけもあり、そんな事を考えてみていたので、
書いてみました。