40年以上もピアノの先生をしているので
後輩にあたる少し若い先生から相談を受けることがあります
そういう時、必言い添えることがあります
「私だったら こうするかもしれないけれど
それは あくまでも参考材料の1つにしてくださいね
明日になったら別の事を思うかもしれないし。。」
私だって 1つの最善の答えを出すことはできません
Aちゃんには こう言おう
でも Bちゃんには その方法では全く通用しない。。。なんて事もたくさんあります
たくさんの引き出しを持って、中身いっぱいにしておかないと十人十色に対応できないから
今でも勉強に行きます
でも、引き出しの中身を整理して 必要なものを出して使う能力がないと
意味がありません
それは 学んで得られる事とはちょっと違う先生個人の資質みたいなものかしらん?
あふれている物や情報にあっぷあっぷしないでいられる人であるよう育ててくれた両親に感謝ですし
大人になってからは、心根が強くあるよう育ててくれた息子たちや(育児は育自っていいますからね)
ピアノの生徒ちゃん、生徒くん、おうちの方がたにも大感謝です
でも、そんなベテランであることに 慣れないでいたいと思います
ところが
最近、すっかり慣れてしまっている自分がいます
使う教則本がすっかりパターン化してしまっています
これはいけない怠慢です
一人ひとりの個性や能力に応じて 柔軟に多様に教則本を使っていくのが
私の信条なのに・・・
来年は心して 初心に戻ります