坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

妄想する

2022-02-08 | 伝えたいこと

むかし 読書感想文というものが とてもきらいでした。

 

文章を書くことは 好きな事ですが

強制されて文を書くことが 苦痛でした

ちょっと年齢がいってから 

 

苦痛な感想文を書くことになって かなり正直に自分の気持ち(感想)を書いて 

お目玉をくらったこともあるよ

 

音楽に限りませんが

ものを表現するとき 何かを イメージすることは

とても大事なので 小さな生徒さんの  小さな 簡単な 曲でも

「この曲、どんな 場所で弾いてる感じ?」とか

「どんな天気?」とか

「どんなきもち?」とか 

 

「心の中で そうぞうしてね」     「たくさんもうそうしてね」と、

 

よく言います

でも 「それは 先生に言わなくていいんだよ」

 

先生に話そう  だれかに聞かせよう 

 としたら、それは少し カバーのかかった そうぞうになっちゃうような気がします

(中には言いたくて言いたくて仕方ない場合もあるだろうけど)

 

先生なんかに話さなくていいから・・・うんとうんとたくさん そうぞうして もうそうして弾こう

 

 

発表会のステージで 弾く時には こう言います

 

「お客さんに 聴いてもらう。じゃなくて

だれか 一人を 心で思って その人に聴かせるつもりで 弾くんだよ」

と話します。

 

その場にいるお母さんやお父さんでもいいし

そこにはいない 遠くのだれかでも いいよね

 

具体的に 「思う」ことで もっとイメージも具体的にふくらむよね

 

でも、それも先生に 「だれなのか」 言わなくていいんだよ