「赤いな・・・・、実にいい色だ。」
ということで、新兵器がようやく到着しました。
ZWOのASI294MC PROです。
(実際にはモノアイは光りません、ジオンの紋章もついてません・・・
気にしないでください)
短時間露光なので、冷却はいらんのでは・・・?という気もしましたが、
将来のことも考えてPROにしました。
まずDOBへの取付でコマコレを入れるかどうか検討します。
センサーサイズ縮小で視野が半分になるので、コマコレを入れなくても周辺部は
あまり影響がないのではと思いましたが、とりあえず入れて撮影してみることに
しました。
ただし、測ってみると付属のエクステンションチューブだと、
コマコレ+Tリング+6Dよりもバックフォーカスが5,6mmほど長くなるようです。
この辺の影響とかコマコレ有りなしとかはいずれきちんと検証したいと思います。
それで、ブツは火曜日に届きましたが、週末天気が悪そうだったので、
天気の良かった26日の木曜日にまたしても平日出撃です。
まず最初に試しにM42を撮影してみました。
M42
Skywatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm F5コマコレクタ-
ZWO ASI294MC PRO ゲイン390 10秒×50枚 総露光時間 500秒
ZWO ASI294MC PRO ゲイン390 10秒×50枚 総露光時間 500秒
枚数少ないのと、お試しなのであまり画像処理をかけていませんが、
フォーサーズだと3000mm相当なので視野いっぱいで迫力があります。
続けて6DとASI294MC PROで比較してやろうと
M51、M64を撮影、あとM13とアトラスもついでに撮ってきました。
しかし、画像処理でちょっと問題が発生しました。
上のM42はFITで保存したのですが、それ以外はPNGで保存していました。
FITの方はSI8のベイヤー/RGB変換をバッチ処理すればファイルを
まとめてデモザイク・カラー化できたのですが、
PNGファイルはおかしなファイルが生成されてバッチ処理がうまくできず、
カラー化できません。
こんなファイルができます。
画像1枚ずつだと手動でカラー化できるのですが、なぜかバッチ処理だと
ダメになります。
数枚から数十枚くらいなら手動でもなんとかなるとは思いますが、
短時間×多枚で200枚とかあるので、さすがに全部手動処理はちょっと・・・。
この辺皆さんどうしているんでしょうか?
というか、撮影時にPNGではなくFITファイルで保存すればいいだけですので、
次回からそうします。
ということで、
しかたないので一旦モノクロでM51をコンポジット
してみました。
M51
Skywatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm F5コマコレクタ-
ZWO ASI294MC PRO ゲイン390 10秒×203枚 総露光時間 2030秒
ZWO ASI294MC PRO ゲイン390 10秒×203枚 総露光時間 2030秒
おったまげました!!
解像度が6Dとは段違いです!!! 買ってよかった!
(ちょっと星が瓢箪になってますが)
さらにモノクロではちょっと寂しいので、このモノクロ画像をL画像、
6Dで撮影したカラー画像を大きさを合わせてRGB画像として、
LRGB合成もしてみました。
M51その2 (L-RGB合成)
いやあ、ドブソニアンの経緯台でこれって、
手前味噌ではありますが、ちょっとすごくないですか?
前々回UPのEOS 6Dで撮影したもの
銀河祭りには間に合わないのではとやきもきしましたが、
ぎりぎり間に合いました。
あと追尾精度も厳しいのではと心配していましたが、そちらも行けそうです。
今日明日は無理そうなので
来週天気良くなるとよいなあ・・・。