富山県民会館で開催されている「特別展 ミイラ 『永遠の命を求めて』」を見に行ってきた。
古代文明の人々は、神に捧げる生贄として、または村の守り神、死者の来世での復活を願って、人体や動物をミイラにしてきた。
死んだ後、自然に乾燥してミイラになる場合と、人体から内臓を取り出し、防腐処理を施して人工的にミイラを作る方法がある。
ミイラの包みに顔のような刺繍がされていたり、包帯で巻かれてマスクをかぶせたりと、その地域の特色が出ていたり、時代によってミイラの作り方も変わって行ったりするよう。
ミイラというと、砂漠・乾燥地帯の古代アンデス文明や、エジプト文明を連想するが、ヨーロッパでもミイラは発見されている。
氷の中から発見されたり、湿地帯の泥炭の中からで、神への生贄か、犯罪者の処刑の後、埋葬されたと推測されている。
また、カトリック系の教会では、聖人の聖遺物として残されているものも。
東アジアでは、中国や、日本でもミイラは発見されている。
特に、日本の気候は高温多湿で、土壌も酸性が強いので、骨まで溶けてしまう場合が多く、ミイラの保存に適しているとは言えないが、江戸時代の遺跡から、数体の自然ミイラが発見されている。
また、仏教思想により、即身成仏を願った行者や、僧侶が生きている間に「穀断ち」をし、「永遠の瞑想」に入り、即身仏となったもの。
さらに驚くのは、江戸時代の本草学者が、自らミイラになる研究をして、実際にミイラとなって発見された。
本草学とは中国の薬物学で、薬用植物や動物、鉱物などを研究する学問。
生前、自らの遺体を保存する方法を考案、後世に「機会があれば掘り出してみよ」と言い伝えていた。
腸に大量の「柿の種子」が残っており、亡くなる直前に「柿の種子」を大量に摂取し、柿の種子に含まれるタンニンの影響で防腐作用になった、とみられる。
久々に出かけて、なかなか面白かったわ。
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古代文明の人々は、神に捧げる生贄として、または村の守り神、死者の来世での復活を願って、人体や動物をミイラにしてきた。
死んだ後、自然に乾燥してミイラになる場合と、人体から内臓を取り出し、防腐処理を施して人工的にミイラを作る方法がある。
ミイラの包みに顔のような刺繍がされていたり、包帯で巻かれてマスクをかぶせたりと、その地域の特色が出ていたり、時代によってミイラの作り方も変わって行ったりするよう。
ミイラというと、砂漠・乾燥地帯の古代アンデス文明や、エジプト文明を連想するが、ヨーロッパでもミイラは発見されている。
氷の中から発見されたり、湿地帯の泥炭の中からで、神への生贄か、犯罪者の処刑の後、埋葬されたと推測されている。
また、カトリック系の教会では、聖人の聖遺物として残されているものも。
東アジアでは、中国や、日本でもミイラは発見されている。
特に、日本の気候は高温多湿で、土壌も酸性が強いので、骨まで溶けてしまう場合が多く、ミイラの保存に適しているとは言えないが、江戸時代の遺跡から、数体の自然ミイラが発見されている。
また、仏教思想により、即身成仏を願った行者や、僧侶が生きている間に「穀断ち」をし、「永遠の瞑想」に入り、即身仏となったもの。
さらに驚くのは、江戸時代の本草学者が、自らミイラになる研究をして、実際にミイラとなって発見された。
本草学とは中国の薬物学で、薬用植物や動物、鉱物などを研究する学問。
生前、自らの遺体を保存する方法を考案、後世に「機会があれば掘り出してみよ」と言い伝えていた。
腸に大量の「柿の種子」が残っており、亡くなる直前に「柿の種子」を大量に摂取し、柿の種子に含まれるタンニンの影響で防腐作用になった、とみられる。
久々に出かけて、なかなか面白かったわ。
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