2023/01/03 16:05
大好きなお母さんに腕の中で
痛がることも苦しむこともなく
ロウソクが燃え尽きるように
静かに息を引き取りました。
16歳8ヶ月3日の生涯でした。
故あって我が家に来たのは3歳7ヶ月のとき。
2009年12月4日でした。
名前のショコラはそのまま引き継ぎました。
私が脊損で入院したのは2011年9月。
翌年4月に要介護3の状態で退院。
リハビリのための毎朝の散歩の相棒。
10歳のころ一度目のヘルニアで入院。
翌日、MRI検査の後で外科手術の予定でしたが
翌朝なんと立ち上がり、
獣医さんが「内科治療で様子をみましょう」
結局、二週間の入院で完治。
あまり無理はいけないとのことなので、
朝の散歩は少し控えめになりました。
階段はNG。ドライブも振動が良くないのでNG。
それまでどこへ行くのも一緒でしたが
夫婦で出かけるときは留守番。
2021年2月、私が舌癌で入院。
それに合わせるようにショコラも二度目のヘルニアを発症。
「高齢犬ですし小さい子なので全身麻酔の手術は厳しい」
とのことで、自宅療養をすることに。
私が4月に退院したときは
まだ歩ける状態ではなかったのですが
ある日、立って食事をしているではありませんか。
もしかしてと見ているとヨロヨロと数歩。
長い距離は無理ですが奇跡的に復活。
二度のヘルニアの間にも会陰ヘルニア、歯槽膿漏で入院。
歯はすべて抜かれています。
食事はジャガイモ、サツマイモ、おから
水でふやかしたウサギ肉のドッグフードを混ぜて手作り。
食後に朝はバナナ、夕はすりおろしリンゴがデザート。
日中は私と二人きりの留守番。
カミさんが帰ってくると後ろをついて歩いていました。
私に寄ってくるのは食べ物のおねだりのときだけ(^-^;
体調を崩したときからの経緯は
前回のブログにアップしました。
正直、年を越すのは難しいかと思っていました。
何とかお正月を迎えることができ
カミさんは2日から仕事に。
「ショコラ君に何かあったらすぐに帰るから電話してね」
夜はカミさんと私の間に川の字になって寝ています。
3日の朝3時、
それまでうんともすんとも声を出さなかったのが
甘えるようにク~ン、ク~ン。
カミさんが抱くと安心したように寝ていきました。
そのまま3時間ほど抱っこ。
カミさん、虫が知らせたのか会社を休むことに。
昼間は小康状態でカミさんは添い寝を。
ときどき水を飲んだりしていました。
午後4時前、夫婦でコーヒーを飲んでいると
甘えたような鳴き声。
カミさんが添い寝をして心臓の辺りをさすっていました。
少しすると「鼓動が弱くなってきた」
1月3日午後4時5分、
眠るように息を引き取りました。
ペットのセレモニー会社に電話。
火葬車での移動火葬を依頼。
「4日の4時から5時の間に伺います」
そして昨日、最後のお別れ。
火葬は30分ほど。
大好きなおやつのボーロちゃんとリンゴも入れました。
火葬車。
冷たい雨の中、
カミさんと娘は火葬の終わるのを待って骨上げ。
これまで飼ったワンコは全て役場での火葬でした。
それですと費用は3000円ほどですが
お骨の持ち帰りはできません。
でも、ショコラには特別の思い入れがあるようで、
費用は10倍ほどかかりますが、
それ以上沢山の笑顔と幸せをもらったショコラなのです。
愛車ベンツで天国へぶっ飛ばしていることでしょう。
長い間、ありがとう!!!!!
これからもお父さんお母さんを見守ってくださいね。
幸せな犬生でしたね✨
私が自宅療養になって11年、家中の誰よりも長い時間を共にしました。とても癒されてありがたいことでした。
最後まで夫婦で看取れてとても幸せな生涯だったと思います。