2011/10/26、小山田記念温泉病院へ転院。
そのときの状態は「全介護」。
視力、聴力、意思伝達などは問題ないので
本当の意味での「全介護」ではないのかもしれませんが。
でも、首から下の神経が途切れていて
援助者無しではどうにもならないので
病院では「全介護」扱いでした。
具体的には、食事は普通は食堂でしますが、
「全介護」扱いの人はナースステーション。
回復期病棟60名ほどの入院患者のうち、
10名前後が「全介護」扱い。
ほとんどが脳梗塞、脳溢血といった脳疾患関係ですが、
中には認知症の進んだ人も。
食事時間のナースステーションは異様な雰囲気でした。
隣の席のおじいさんは食事の前に何やらブツブツと。
何となく雰囲気がお坊さん風。
つぶやいていたのは般若心経で
やはり住職さんとのことでした。
違うおばあさんは食事の始まる前に大きな声で、
「田中角栄がどうの、中曾根康弘がこうの……」と演説。
自分の身内のようにガナっています。
もちろん、誰も相手にしないのですが、
たまたま私の隣に来たときについ返事をしてしまいました。
次の日から私のそばに来て、どこで名前を憶えたのか
「関口さん、関口さん……」と話しかけてくるので
しばらくの間、往生しました。
他にも個性的な人が何人かいて
世話をする看護師さん介護士さんの大変なこと。
で、私ですが五体のうちで動くのは
右腕が10㎝ほど上下できるだけ。
たったそれだけなのに入院して何日もしないうちに
自分一人で食事をする羽目に。
to be continued
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