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宇都宮駅東口エリアにおける完全キャッシュレスバスの実証運行・・・交通系ICカードのみ利用可

国土交通省主導の「完全キャッシュレスバスの実証運行」の対象路線となっている関東自動車の宇都宮駅東口エリアにおける完全キャッシュレスバスの実証運行ですが、2024/10/8付で同社から実施詳細が発表されました。

https://www.kantobus.co.jp/topics/topics.php?id=1172

期間は2024/11/1~2025/2/28間で、この3か月間は宇都宮駅東口発着およびベルモール(駅の東方にある一大商業施設)発着の全路線が完全キャッシュレスバスとなります。決済方法は「totra<栃木県におけるJR東日本の地域連携ICカード>を含む全国共通交通系ICカードSuicaPASMOなど)での決済」となっており、QRコード決済やクレカのタッチ決済には対応しません。

このエリアでは2023/8/末に開業したLRT「宇都宮ライトレール」が公共交通の核となっています。宇都宮ライトレールはICカードでの利用を前提としたシステムになっており、ICカードだとどの扉からも降車可能なのに対し、現金だと最前部の運転台横の運賃箱まで行って運賃を支払わねばなりません。このほかICカード限定のバスとの乗継割引制度もあり、このエリアでの交通利用のキャッシュレス比率が9割程度に達していることから、今回の実証実験に参加することとしたわけです<宇都宮ライトレールそのものは実証運行の対象外>。

実証運行期間は、対象路線のバス車内に限りチャージ済のtotra(無記名式)を販売します。但しここは日本なので現金利用者を完全拒絶するわけではなく、「運賃箱の現金投入口にカバーを取付させていただきますが、現金でのお支払いは可能です」との文言があります。

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