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道南バスの磁気バスカードは1000円券以外2025/3/31限り発売終了→QRコード決済にシフト

関連ブログ記事・・・2025/1/1付「道南バスは2025/4/1に運賃値上げへ、鉄道並行/元並行路線は値上げ率突出

道南バスの運賃値上げは2025/2/20付で認可されました。2025/4/1に実施されます

全路線の2025/4/1以降の三角運賃表が掲載されており、JR日高本線廃止代替バスでも大幅な値上げが実施されますが、ボリュームが大きいので詳細な解説は後日とします・・・

さて、もう1つの注目点は「同時に、1000円券を除く磁気バスカードの発売終了がアナウンスされたこと」ですので、こちらを先に取り上げます。

リリース文のPDFファイルによれば、

●磁気式カード(令和7年3月31日販売終了、もしくは、在庫がなくなり次第販売終了)
・バスカード3000円券
(全線使用可能。使用終了日に定めはなし。払戻終了日令和10年3月31日)
・バスカード5000円券
(全線使用可能。使用終了日に定めはなし。払戻終了日令和10年3月31日)
・昼間カード2000円券
(苫小牧市内線にて使用可能。令和8年3月31日使用終了。
払戻終了日令和10年3月31日)
・昼間カード4000円券
(苫小牧市内線にて使用可能。令和8年3月31日使用終了。
払戻終了日令和10年3月31日)

とあります。

昼間カード(旧苫小牧市営バスで導入されていたもの)については使用終了日が明記されているのに対し、3000円券・5000円券の使用終了日については明記されていません。これは、バスカード1000円券については発売終了がアナウンスされていないからですが、バスカードシステム(道南バスでは1993年導入)の老朽化は相当進んでいるはずで、先はそう長くないかも。

2024/12/5付ブログ記事「2024年12月時点でも磁気バスカードの廃止予定のないバス事業者について」でも書いたとおり、同社は磁気バスカードのみが利用可能なバス事業者では最大規模となっており、ICカードへの移行・タッチ決済の本格導入(現時点では登別地区の観光客向け路線のみ導入済)がそろそろアナウンスされるかとも思っていましたが、リリース文を読む限りではQRコード決済のブランド追加による利便性向上で対応する模様です。

同社では2020/12/21から一般路線のほぼ全てで車内でのQRコード決済を導入しており、当初時点はPayPayのみでしたが、

https://www.tomamin.co.jp/archives/94174

2022/1/24からはau PAYに対応し、2022/11/21からはWeChatPayにも対応しています。次はどのブランドに対応するのでしょうか?

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