WAONはいうまでもなくイオングループが全国で展開する流通系電子マネーのICカードですが、一部のバス会社では路線バスの車内にWAONの処理機が取り付けられており、一般的な交通系ICカードと同じ方法で運賃を支払い可能です。
当ブログでは「京都駅と京大病院を結ぶ路線バス」(2022/10/14付記事参照)、鳥取市内循環バス(2022/11/6付記事参照)をこれまでに取り上げていますが、北海道の釧路市とその周辺では大半の路線(くしろバスと阿寒バスの2社が運行)でWAONが使えるようになっています。釧路市ではWAONを積極的に後押ししています。
https://www.city.kushiro.lg.jp/machi/tkeiei/1006034/1006035.html
2018年5月にイオンが主導する形で、両バス会社および帯広市近辺を走る十勝バスの路線の一部で導入をはじめ、
https://media.moneyforward.com/articles/1522
次第に対象路線を広げ、4年後に本格導入を実現したものですが、
https://akanbus.co.jp/information/data/558_01.pdf
阿寒バスについては空港連絡バスと長距離路線である「釧路~中標津~標津~羅臼線」では使えず、くしろバスでも一部路線が除外されています。
一方、十勝バスでは2022年秋時点でもまだ帯広市内の一部の路線限定のようです。
https://www.tokachibus.jp/pdf/waon-rosen2020.pdf
https://www.tokachibus.jp/2020/07/16/42740/
このほか、埼玉県三郷市内の一部エリアを走る埼玉観光の路線バスで、全面的にWAONが使えるとのこと。
https://www.city.misato.lg.jp/item/34878.htm
http://www.saitama-kanko.co.jp/routebus/price.html
全国レベルでは他にどのくらい存在するのでしょうね?
ちなみに、WAON公式サイトの「使えるお店を探す」のページでは、タクシーについては「カーライフ」のカテゴリーに登録されているものの、バスはどのカテゴリーにも含まれていません。