関連ブログ記事・・・2023/1/3付「万博会場予定地の夢洲の新バス停は、大阪メトロ新駅の場所でした」、2024/1/4付「万博会場予定地の道路整備状況(2024年初頭時点)」
この万博会場予定地前にある夢洲中央バス停ですが、開幕の約1年前である2024/3/末限りで廃止となることが発表されました。
http://hokkohbus.co.jp/news?id=id2480
廃止は博覧会協会及び道路管理者(大阪港湾局)からの申し入れによるもので、「バスの停車が増加する工事車両に支障するため」「既存路線上にバスが安全に停車できる場所が無いため」とのこと。
私がこのバス停で乗降した2回とも年末年始の「バスは平日ダイヤだが工事は全面休みの日」なので閑散としていましたが、設置場所はメインの工事現場の入口であり、普段はダンプカーをはじめとする工事車両が頻繁に行き交っており、一方では工事関係者は専用のシャトルバス(2024/1/5付ブログ記事「大阪南港ATC前にある万博工事関係者専用通勤バスのバス停」参照)を利用して工事現場に行き来しており、ここで乗降するのは「業務の一環としての工事の見学者」か「単なる物好き」くらいと思われ、利用者への影響はほぼないと判断したのでしょう。
そして、この路線自体も2024/7/31限りで廃止となり、それに先立ち2024/3/2からは平日のみの運行に縮小されるとのこと。理由は2024年問題と路線自体の赤字です。ただ、2024年4月上旬~5月上旬の舞洲でのネモフィラ祭り期間中は、(当ブログでも取り上げた)2022年・2023年と同様土日祝を含めて臨時便を運行予定です。
問題になるのは、以前から夢洲に立地している港湾関係の事業所に勤務し、この路線で通勤している方々をどうするかですが、2024/8以降の代替手段は「事業所側で通勤バスを運行する」「万博工事関係者専用通勤バスの一部便をコンテナターミナル付近に停車させ、事業所への通勤者に限り利用できるようにする」あたりでしょうか?
なお、神姫バスが運行する「神戸三宮~ USJ・南港線」の舞洲此花大橋西詰~コスモタワー/ATC間は夢舞大橋~夢洲~夢咲トンネル経由となっており、こちらに乗車すると万博会場予定地を間近に見ることができます。以下は、その車内から撮影した夢洲内および夢舞大橋上の様子です。
但し、大阪湾岸地区相互間の利用はできません。しかし・・・
私は新年早々にこの路線にATCから神戸三宮まで乗車しましたが、USJの手前で降車ボタンが押され、若いカップルがUSJで降りました。どうやら、神戸三宮発の便でUSJに行くつもりだったのが降り損ねてしまったようですが、このバスは終点の南港ポートタウン東ですぐ神戸三宮に向かって折り返すので、運転手が機転を利かせて継続乗車させていたようです。