沖縄バスは、2025/1/19に沖縄本島東海岸(金武町・宜野座村・名護市辺野古地区など)や北谷町などを運行する一般路線を再編します。
https://okinawabus.com/wp/ma_news/11474/
最大のポイントは、区間短縮により東海岸の上記エリアと那覇市中心部を直通する路線が消滅し、残る区間も便数が大きく減ることです。
2025/1/18までは那覇バスターミナルと名護バスターミナルを結ぶ77番名護東線が平日・土日祝とも18往復運行されていますが、長距離路線ということもあり片道の所要時間は便により3時間を超え、さらに那覇発の便は都市部での渋滞により上記エリアでの定時運行がおぼつかない状況です。運転手不足もあり、今般の改正で那覇側の区間を廃止して「屋慶名バスターミナル~安慶名~金武~宜野座~名護バスターミナル」間のみの運行とし、那覇方面には安慶名などでの他路線への乗り継ぎで対応することになりますが、同時に継続区間の便数も平日12往復・土日祝10往復にまで減ります。高校への登校の場合、名護市中心部の高校へは従来通りのダイヤが確保されますが、うるま市より南の学校への通学は大いに影響が出ます。さらに、平日のみ2往復運行している22番名護うるま線(中部病院~安慶名~金武~宜野座~名護バスターミナル)は廃止となり、中部病院への通院客にも影響が出ます。
https://okinawabus.com/wp/wp-content/uploads/2024/12/77timetable20250119.pdf
そして何よりも死活問題なのは、77番の名護発最終便が2時間も繰り上がることです。高校生の下校時間帯の名護十字路発は、2025/1/18までの平日ダイヤでは「16:57,17:52,18:32,19:17,19:57」と5便ありますが、2025/1/19以降は16:52の次の17:51が最終便となってしまい、部活を終えた後だとバスで帰ることができません。公表から1か月以上経過した実施間際になっててようやくメディアが騒ぎ出したのが何とも言えませんが、沖縄県は事前に手を打っており、2025/1/20~3/19の間の平日に限り、県が費用を負担してこれまでの最終便の時間に琉球バス交通に無料バスを走らせてもらうそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcf4cc4484b51c831efb1a0d54d393fae22fd120
このほかの廃止系統は、47番「てだこ線」、87番「赤嶺てだこ線」、96番「北谷~イオンモール線」となっています。47番については、浦添市公共交通活性化協議会が那覇バスと協力する形で一部経由地を変更した47番「那覇てだこ線」を2025/1/19~2025/3/31の間実証運行し、本格運行を目指します。
https://okinawabus.com/wp/wp-content/uploads/2024/12/eb4517ca12955211db384a6f662438f7.pdf
一方、96番は土日祝の19時台に1往復のみ(以前はもっと多かったのかもしれませんが)なので実影響はそれほどないものと思われます。
このほか、北谷ゲートウェイに乗り入れる便が以下のように変わります。
2025/1/18まで・・・43系統<基本は豊見城/那覇市中心部発着、平日3往復・土日祝6往復>
2025/1/19から・・・143系統<那覇空港発着、平日8往復・土日祝6往復> および43系統<豊見城/那覇市中心部発着、土曜2往復・日祝3往復>
<1/16追記>
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