古池や
蛙飛びこむ
水の音
この句が大好きです。
私は音楽が好きで、好き過ぎて殺したいぐらいに嫌いになりました。
そんな時、やっぱり音は本来、好きなものだってことを思い起こさせてくれた句です。
音ってやっぱりこれでしょ!ってハッキリ宣言してるような力強さを感じます。
古池の片隅で、腰を降ろしている芭蕉さんの絵が浮かびます。
蛙が飛びこんで、ポチャン♪という音は、宇宙空間で隕石と隕石が大衝突をした時の音と、
天秤で釣り合うような確かさがあります。
飛びこむって何か、よっしゃー行くぞ!と思い切って決断してるような。
それがポチャン♪..だからなんか可愛いですね。
音楽オーディオにはボリュームがあって、好きな音楽を大きくできますね。
蛙飛びこむ音に焦点を当て、ボリュームを開いている、芭蕉さんのセンスと技術にとても尊敬します。
音を奏でなくても、音楽を流さなくても、素晴らしい音はすでにありふれている..
そこに周波数をあわせる耳がすでにありふれているの反対なのかもしれませんね。
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