半村良




物語の中にオオモズ(大百舌)が出てくる場面があります
「おお、あの枝に吉凶鳥(キッキョウドリ)がおりますぞ」
吉兆鳥とは灰色に黒斑の入ったオオモズのことだ。
あるときは吉、吉、吉(キチ、キチ、キチ)と啼き、あるときは凶、凶、凶(キョウ、キョウ、キョウ)と啼くのでそう呼ばれている。
「好かん鳥だ。あれはほかの小鳥を食い殺しますでな」
そういったとき、枝のオオモズは、凶、凶、(キョウ、キョウ)・・・と啼いた
。
「おお、あの枝に吉凶鳥(キッキョウドリ)がおりますぞ」
吉兆鳥とは灰色に黒斑の入ったオオモズのことだ。
あるときは吉、吉、吉(キチ、キチ、キチ)と啼き、あるときは凶、凶、凶(キョウ、キョウ、キョウ)と啼くのでそう呼ばれている。
「好かん鳥だ。あれはほかの小鳥を食い殺しますでな」
そういったとき、枝のオオモズは、凶、凶、(キョウ、キョウ)・・・と啼いた