私の写真日記

私は喜寿近くになり50年勤め完全退職しました。これから健康寿命を伸ばし夫婦共々穏やかに楽しむ人生を願っています。

逆転の発想 ボート(池)の中に水を入れる

2025年01月24日 | 自分のブログ

雪降ると道志はこんな風になります。道路は除雪されていますが、駐車場には入れません。

一面銀世界で、静寂に包まれた道志も良いものです。薪ストーブを前にしての日向ぼっこです。

東京の自宅付近では見れないような霜柱。当然 地面は凍土になっています。

7~8年前の雪降るころです。道志の杉本工務店さんの作業場裏にボートが放置されていました。" このボートは何かするの?"と聞いたところ、"処分するのに困っている"とのことです。

その時、ふとひらめいたのが、このボートで池を作ろうと思ったのです。溜った水をかい出し車に積んで運んでくれました。どこから敷地内に入れるかです。

結局、道路沿いの網フェンスを切って入れることにしました。

まだ、残雪のあるころです。

設置場所まで30mはあるのでしょう。ボートってかなり重いんですね。引きずるように数時間かけて移動させました。数か月はこのままで放置です。

その後、春先になって底を含めて高圧洗浄機で洗いました。

置く場所を考え、ボートを設置するために穴を掘ります。冬場ですので地面は凍っていて、 かなり苦労しました。

60歳後半でも、まだ体力は合ったのでしょう。今では無理ですね。

水平にして、動かないようにまわりを固めます。そして、緑色のペンキを塗りました。

池とは言っても水抜きは必要です。そのためにボートに穴を開けてパイプを差し込んだりゴム栓を取り付けました。大きさや水漏れが無いように、随分考えましたね。

中も外側も緑色のペンキを塗り終えました。いろいろな場所をグラスファイバーを張り付けて補強します。(以前、四人乗りヨットを作ったこともあります*家族で乗るためのものです)

ここに至るまでには一気に出来ませんので、少しずつ前進です。

ボートの縁(形)に合わせて鑑賞台も設置しました。

辺りは寒々しい景色です。

季節も春めいて来ました。

いよいよ湧き水の通水です。水漏れは無いか?水の重みで破壊しないかです。

考えてみれば、通水するにも竹を半割にしてトヨにしていたんですね。道志らしい~。

やがて、春になりスイレンなどの水生植物を買い求めて来ました。

先ずは木鉢に土を入れてスイレンなどを植え込みます。中には成長しなかったものもありました。

浮かないように、静かに沈めて時を待ちます。桜の花が散って水面を飾っています。

そして、最初の夏は淋しく水生植物はまだそんなに成長していませんでした。

翌年はボート池一杯に水生植物が繁茂してきました。

スイレンやカラーなどが、イメージどおり咲いてくれました。小さなビオトープです。

メダカも買い求めて放しました。産卵して増えています。

一つの思い付きから、数年経てボート池の完成です。

この時、合わせてせせらぎも作っています。湧き水は普段このせせらぎや生け簀に流し込んでいます。

そう、麦を育てて乾燥させ、麦のストローも作っていました。

プラ社会の小さな抵抗です。

一つの発想で浮かべるボートから、中に水を入れて池にしたのです。

作ることの楽しさがここにありました。今では朽ちることとの戦いが始まっています。

今日 山道の路面が融けたころに、道志に入ります。

朽ちてきた壁面の改修を行う予定です。

 

yuki76

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