ココロノキンセンイ

劇団あおきりみかん 中元志津が綴る怒涛の日々、けっこう育児日記

武田さんのことを考える

2005-12-19 19:09:44 | 日々のできごと
芝居が終わって1週間。すっかり日常モードに入ってしまった。
今日もこれから飲みに行ってくる。昨日、ラシックにあるモクモクファームバイキングで苦しくなるほど食べ過ぎたので、今日は気をつけないと。

そんな中、武田さんのことをふと思い出した。

松井が演じた武田さんは一応私の演じた九鬼さんの恋人。でも女の人に声をかけるのが癖というか病気のような人で九鬼さんがいつつも好深ちゃんに手を出しかけたり、明日香ちゃんを誘ったりしてしまう。
九鬼さんはそれを知って怒りつつ、武田さんとの結婚を諦めていない…

はっきり言って、こんな輩は女の敵だ。九鬼さんの気持ちを考えるなかで、武田さんを好きでいつづける理由をいろいろと考えた。
むきになるところが可愛い、とか一緒にいて楽しいとか。2股まがいなことをされてもまだ武田さんを信じている、とか。はたまたとにかく結婚を焦っていて、妥協した選択として武田さんがいる、とか。

まあ、武田さんは「愛すべき困ったさん」であり、魅力的な人にはなっていたと思う。
結局、人を好きになってしまうのに割り切れる理由などないのだし。

私と九鬼さんは当然違う人間なので、武田さんみたいなことをされたら、とても悲しい。相手のことを信じていればいるほど、好きでいればいるほど悲しくなるのだと思う。

恋愛感情を持った特別な人が複数いて、その中で1番になったとしても嬉しい訳がない。

私は相手に誠実さを求めてしまう。恋愛は自分勝手なものだから、例えばほかに好きな人ができてしまったら仕方ないけれど。それでも、大切に思う相手に、嘘がなければいい、なんていう幻想を私は未だに思っているのだ。

クリスマスを前にしてなんだかそんなことを考えてしまった。