４０年ぶりの同窓会

先週の日曜日は、学生時代のサークルの同窓会でした。
私と主人は同じサークルの先輩、後輩の間柄なので、一緒に行きました。
「夜勤なのに・・・」
とブツブツ言いながら、息子が駅まで送ってくれました。

同期の人達は今までも何度か会う機会がありましたが、諸先輩たちに会うのは４０年ぶりです。

場所は、『恵比寿ガーデンプレイス』にあるビアステーションです。



駅でいつも会う三人組と待ち合わせ、動く歩道に乗りながらぺちゃぺちゃおしゃべり。
延々と続く動く歩道は、途中で何度も乗り換える形になるのですが、おしゃべりに夢中になっている私達は、歩道が終わるたびにつまづきそうになります。
そうこうしているうちに、次々に同級生がやってきました。
後ろから声をかけられ、ワイワイがやがや。
申し合わせたわけではないのに、向かう途中に同級生がほとんど揃い、みんなで現地に向かいました。
目的の場所は動く歩道の終点のまん前でした。

早目に着いた私達は、受付を済ませ、会場の入口でおしゃべりをしていると、次々と懐かしい顔が揃います。
パッと見て分かる人、名前を聞かなければなかなか思い出せない人など様々。
主催が私より３年上の世代の人たちなので、あまり記憶にない人も多く、名前は、聞いたことがあるけれど・・・という人が３割くらいでした。



席は抽選で、色紙を取り、指定された席に座ります。
当時は恐れ多くて話をすることもできなかった先輩が私の前の席でした。
それでも、長い年月のためかお互い和やかに歓談できました。
私を見て、
「やっぱり年をとったネェ」
と言う人と
「学生時代と全然変わらないねぇ」
と言う人と様々で、人の見方の違いを感じました。

ある程度の歓談の後、一人一人自己紹介をしました。
私達以外にもサークル内同士で結婚したカップルが多いのに驚きました。
サークル内同士の結婚を『部婚』というそうです。
私も自己紹介の時に、「部婚をした中の一人だ」と話しました。
みんな知っていたかもしれませんが。

それぞれが近況報告をし、その時の行きがかり上で、何故か自己紹介の締めを私がすることになりました。
諸先輩方を前にして挨拶するのは、以前だったらドキドキものだったはずですが、年のせいかそれとも飲み放題のビールのせいか、たいしてみんな聞いていなかったからか、何の緊張もせずに平気でマイクを握って話ができたことは自分でも驚きました。

それにしても、先輩達はすごい！
こんな一介の事務員をしているのは私くらいなもので、男性も女性もそれぞれいろいろな方面で活躍されていて、みなさん定年を過ぎているはずなのに、バリバリやっている方達ばかりでした。

主人は地方から同級生が出てきているので、二次会、三次会と出席したようですが、私は、３匹が待っているので、一次会だけで失礼してきました。

今はとても元気そうですが、余命幾ばくもなく、来年またこうして皆と会えるかどうかわからないという先輩の話には辛い気持ちになりましたが、それでも、懐かしい先輩たちと会うことができて、元気をもらえた気がしました。