はーちゃんの気晴らし日記

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バレンタインデーの思い出、その1

2009年02月14日 | 回顧録
今日はバレンタインデーです。
義理チョコ世界の昨今なので、土曜日のバレンタインは、イマイチ活気がないものなのでしょうか。

私にって、記事にするようなバレンタインデーの想い出が、何かないかなぁと記憶をたどってみたところ、2つほど、思いあたるものがありました。
そんなことを思い出すままに書いてみたいと思います。


私の最初のバレンタインの想い出は中学生の頃です。
昭和30年代の後半の頃ですから、たぶん、その頃が日本でバレンタインという風習が広まりつつある頃だったのだろうと思います。

私は女子ばかりの中学だったので、休み時間になるといつも気の合う仲間が集まっては、ワイワイガヤガヤやっていました。
そんなとき、テレビのCMで見たバレンタインデーというものをが話題になりました。
なにぶん、身近に男性がいない学校です。
休み時間の話題といえば芸能人だったり、電車の中で見かける人だったり、近所の男の子だったり・・・と、そんな話ばかりでした。
「みんなでそれぞれ、気になる相手にチョコを送ってみようよ!」
と仲間のうちの一人が言い出し、私も仲間に後押しされて、小学校の同級生である近所の男の子にチョコレートを送りました。
それは、単なるお遊びの一種のようなもでした。
直接手渡しではなく郵送です。
明治の板チョコを郵便で送りました。
こげ茶とゴールドのストライプの包み紙の板チョコです。
メッセージも書きません。
ただ、チョコだけを送りました。
相手からは何の反応もありませんでした。
当時はバレンタインと言ってもそれほど一般的ではなく、送られた男の子もなぜ私からチョコレートが届いたのかわからなかったんだろうと思います。
それが中学2年生の頃だったと思います。

それから数年が経ち、大学の入学式を終えた日、最寄の駅の階段を下りている時、そのチョコの人にばったり出会いました。
「あれ?しばらく!」
から始まり
「今日は入学式だったの」
という私に
「あ、俺も」
聞けば同じ大学の入学式に出席していたことを知り、お互いその偶然に驚きました。

でも、私は文系その人は理系で校舎の場所はまったく異なり、会うことはありませんでした。
ただ一度だけ合同で開かれた体育祭の時に会った記憶がありますが、ちょこっと話をしただけ、それだけでした。

その後数年経ち、私が社会人になったころ、駅でばったりまたその人に会いました。
それから話が弾み、二人は同じような音楽に興味を持っていることを知り、コンサートに行く約束をしました。
井上陽水だったり、五輪真弓だったり、何度か二人で当時全盛だったミュージシャンのコンサートに行きました。
私のほうが誘ったり、向こうが誘ってきたり。
でも、それだけでした。
場を共有しただけで、私たちの関係は特にそれ以上進展することもないままでした。

またまたそれから数年経ち、主人との結婚式を間近に控えたある日、その人から電話がありました。
「今度の日曜日、どこかに遊びに行かない?」
でも、その日は家族旅行の日でした。
私の結婚を目前にして、最後に家族で旅行をしようというそんな日でした。
「その日は家族旅行だから」
と私は答えました。
それ以上のことは何も言いませんでした。
もうすぐ結婚することも。
「そう・・・」
とその人は言って、電話を切り、それっきりでした。

その後、その人からは一切連絡もなく、もちろん私もしていません。
その人に私が近々結婚することはわかっていなかったと思いますが、私の言葉で何かを感じたのかもしれません。

もしもあの日が家族旅行ではなかったら、私はどうしただろう?


うーん、どうしたんだろうな(笑)


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