またまたゴールルデンウィークの話です。
連休中の5月2日のことです。
お天気も良さそうだし、なんと言っても5月2日はカレンダーの上では平日。
学校はお休みではないので、どこへ行っても比較的空いているはずです。
お出かけにはチャンスです。
主人は、仕事を辞めてから、 山歩きの本を買い込んで毎日眺めていました。
初心者クラスの山から登り始めようと考えているようです。
「せっかくの連休の中日だから、初心者に最適な山と言われているシダンゴ山へ行ってみようよ。」
と言い出しました。
「低い山だから、山歩きというよりハイキングだよ。はーちゃんでも絶対大丈夫!頂上は見晴らしが良いらしいよ。」
というので、私も軽い気持ちで出かけました。
でも、二人とも靴だけは、バッチリ、トレッキング用のシューズを履いて出かけましたよ。
新松田まで小田急線で行きます。
電車は通学の学生でいっぱいでしたが、思ったとおり、山へ向かうバスは利用者も少なく、私たちが行くシタンゴ山へのバスに乗った乗客は、私たちを含めて、たったの4人でした。
全員が山の上り口の終点まで乗り、そこでそれぞれバラバラになりました。
停留所からすぐの所に川がありました。
この川を渡って、山の登り口に向かいます。
私たちは、茶畑の中の農道を進んでいきます。
次第に標高が高くなり、振り返ると、すがすがしい景色。
ここからは一段と傾斜が急になってきます。
ゆっくりと登っていかないと息が切れてしまいそうです。
急な坂道の先には柵が見えてきます。
この先は通行止めなのか・・・道を間違えてしまったのかと思いましたが、よく見ると、猪除けの柵でした。
扉を開けたら、必ず閉めるようにと書かれています。
ってことは、この山にはイノシシがいて、もしかしたら出くわすかも????
私たち以外に山に登る人とは会わなかったので、ちょっぴり不安になりました。
イノシシの柵から先は山道になります。
とにかく上りいっぺんです。
下りも平地もないんです。
ただただ、急な道を登っていきます。
階段になっている道は強制的に歩幅を決められてしまってキツイので、階段の脇を通り、自分の歩幅で歩きました。
へたばりました。
声も出ません。
低い山と聞きましたが、頂上が見えているようで、見えません。
「これがハイキングか?」
と内心思っていましたが、主人も
「思ったよりキツイね。」
と言っていました。
そして、やっと頂上へ到着です。
”遮るものが何もない360度の大パノラマ”
という本の案内でしたが、大パノラマなんて、なんのその、360度アセビが植えられていて、アセビ以外、何も見えない
頂上からの眺めは、はっきり言って、苦労した甲斐はなかった。
暑くて日陰もないし、のんびり食事をするような雰囲気でもありませんでした。
それでも、仕方なしに頂上で昼食をとっていると、バスで一緒だった人や、駅で見かけた人たちが次々とやってきました。
そして、みな同じ感想。
ぼんやりとかすんだ空気の中で、見えるはずの富士山も見えませんでした。
家に帰ってからのニュースで、この日は関東にも、黄砂が飛んできていたそうです。
このモヤッとした景色は黄砂のせいだったのかもしれません。
シダンゴ山の頂上には小さな祠が建っていて、シダンゴ山の由来が書かれていました。
シダンゴ・・・私は串団子みたいだと思いましたが、サッカー好きな主人は、
「ジダンを連想しちゃうよ。」
と言っていました。
シダンゴとは、仙人のことらしい。
昔、この山に仏教を伝える仙人がいたらしいです。
帰りは、当然、延々と下りです。
行きは、延々と上りだったのですから、延々と下らなければなりません。
最初は、上り疲れた足には心地よかった下りですが、あまりに下り坂ばかりが続くと、だんだん上りより辛くなってきました。
ひざはガクガクするし、足のつま先が痛みます。
「もう、下りたくない・・・」
と思いました。
でも、上りたくもない。
平らな道を歩きたい。
途中でこんな景色にも出会いました。
杉林とお茶畑です。
スギ花粉の季節じゃなくて良かった♪
そろそろ民家に入る頃、竹の子が顔を出していました。
シダンゴ山付近のお茶は足柄茶というらしい。
それから数日後、足柄茶に規定以上のセシウムが検出されて一番茶が出荷停止になったというニュースを聞き、私たちは目が点になりました。
もしかしたら、あのお茶もそうだったのかもしれないと思いました。
あの美しく緑に輝いていたお茶の葉が放射能を浴びたものだったとは・・・・
しかも、福島からこんなに遠く離れた場所なのに。
絶句でした。
お茶って、セシウムを吸収しやすいらしい。
疲れたけれど、新緑がたくさん見られたし、楽しいハイキング?ではありました。
いろいろな意味で想い出に残ると思います。
でも、シダンゴ山には、もう二度と行きたくないかな?(笑)
連休中の5月2日のことです。
お天気も良さそうだし、なんと言っても5月2日はカレンダーの上では平日。
学校はお休みではないので、どこへ行っても比較的空いているはずです。
お出かけにはチャンスです。
主人は、仕事を辞めてから、 山歩きの本を買い込んで毎日眺めていました。
初心者クラスの山から登り始めようと考えているようです。
「せっかくの連休の中日だから、初心者に最適な山と言われているシダンゴ山へ行ってみようよ。」
と言い出しました。
「低い山だから、山歩きというよりハイキングだよ。はーちゃんでも絶対大丈夫!頂上は見晴らしが良いらしいよ。」
というので、私も軽い気持ちで出かけました。
でも、二人とも靴だけは、バッチリ、トレッキング用のシューズを履いて出かけましたよ。
新松田まで小田急線で行きます。
電車は通学の学生でいっぱいでしたが、思ったとおり、山へ向かうバスは利用者も少なく、私たちが行くシタンゴ山へのバスに乗った乗客は、私たちを含めて、たったの4人でした。
全員が山の上り口の終点まで乗り、そこでそれぞれバラバラになりました。
停留所からすぐの所に川がありました。
中津川です。
朝なのに、すでに川遊びをしている人たちの姿が見えました。
朝なのに、すでに川遊びをしている人たちの姿が見えました。
この川を渡って、山の登り口に向かいます。
山に向かう途中には、お茶畑があちこちに見られました。
山々の間にまーるく刈り込まれたお茶畑は、昔ながらの日本の風景のような気がします。
山々の間にまーるく刈り込まれたお茶畑は、昔ながらの日本の風景のような気がします。
私たちは、茶畑の中の農道を進んでいきます。
次第に標高が高くなり、振り返ると、すがすがしい景色。
ここからは一段と傾斜が急になってきます。
ゆっくりと登っていかないと息が切れてしまいそうです。
急な坂道の先には柵が見えてきます。
この先は通行止めなのか・・・道を間違えてしまったのかと思いましたが、よく見ると、猪除けの柵でした。
扉を開けたら、必ず閉めるようにと書かれています。
ってことは、この山にはイノシシがいて、もしかしたら出くわすかも????
私たち以外に山に登る人とは会わなかったので、ちょっぴり不安になりました。
イノシシの柵から先は山道になります。
とにかく上りいっぺんです。
下りも平地もないんです。
ただただ、急な道を登っていきます。
階段になっている道は強制的に歩幅を決められてしまってキツイので、階段の脇を通り、自分の歩幅で歩きました。
へたばりました。
声も出ません。
低い山と聞きましたが、頂上が見えているようで、見えません。
「これがハイキングか?」
と内心思っていましたが、主人も
「思ったよりキツイね。」
と言っていました。
そして、やっと頂上へ到着です。
”遮るものが何もない360度の大パノラマ”
という本の案内でしたが、大パノラマなんて、なんのその、360度アセビが植えられていて、アセビ以外、何も見えない
ここが頂上です。
目に入るのはアセビだけでしょう?
目に入るのはアセビだけでしょう?
頂上からの眺めは、はっきり言って、苦労した甲斐はなかった。
暑くて日陰もないし、のんびり食事をするような雰囲気でもありませんでした。
それでも、仕方なしに頂上で昼食をとっていると、バスで一緒だった人や、駅で見かけた人たちが次々とやってきました。
そして、みな同じ感想。
ぼんやりとかすんだ空気の中で、見えるはずの富士山も見えませんでした。
家に帰ってからのニュースで、この日は関東にも、黄砂が飛んできていたそうです。
このモヤッとした景色は黄砂のせいだったのかもしれません。
シダンゴ山の頂上には小さな祠が建っていて、シダンゴ山の由来が書かれていました。
シダンゴ・・・私は串団子みたいだと思いましたが、サッカー好きな主人は、
「ジダンを連想しちゃうよ。」
と言っていました。
シダンゴとは、仙人のことらしい。
昔、この山に仏教を伝える仙人がいたらしいです。
帰りは、当然、延々と下りです。
行きは、延々と上りだったのですから、延々と下らなければなりません。
最初は、上り疲れた足には心地よかった下りですが、あまりに下り坂ばかりが続くと、だんだん上りより辛くなってきました。
ひざはガクガクするし、足のつま先が痛みます。
「もう、下りたくない・・・」
と思いました。
でも、上りたくもない。
平らな道を歩きたい。
途中でこんな景色にも出会いました。
杉林とお茶畑です。
スギ花粉の季節じゃなくて良かった♪
そろそろ民家に入る頃、竹の子が顔を出していました。
シダンゴ山付近のお茶は足柄茶というらしい。
それから数日後、足柄茶に規定以上のセシウムが検出されて一番茶が出荷停止になったというニュースを聞き、私たちは目が点になりました。
もしかしたら、あのお茶もそうだったのかもしれないと思いました。
あの美しく緑に輝いていたお茶の葉が放射能を浴びたものだったとは・・・・
しかも、福島からこんなに遠く離れた場所なのに。
絶句でした。
お茶って、セシウムを吸収しやすいらしい。
疲れたけれど、新緑がたくさん見られたし、楽しいハイキング?ではありました。
いろいろな意味で想い出に残ると思います。
でも、シダンゴ山には、もう二度と行きたくないかな?(笑)