市の作品展

ミニの工作が市の作品展に出品されることになりました。
市内の小学校の生徒の選ばれた絵や工作、習字などが展示されます。




毎年、開かれる作品展に、まめは４年、５年と二年連続で絵画が選ばれましたが、今年は、ダメだったそうです。
「でも、僕は、読書感想文が選ばれたんだよ。」と言っていました。
まめが書いた読書感想文が、コンクールに学校代表として出されることになったそうです。特に賞を貰うということはないと思いますが、まめは、選ばれただけで充分満足して喜んでいるようです。
去年は読書感想画が選ばれて、今年は感想文が選ばれたそうです。

ミニは、以前から絵を描いたり、何かを作ったりするのが好きで、私もミニの作品はそれなりに上手だと思っていたので、いつかはミニの作品が市の作品展に選ばれるのではないかと思っていましたが、まさか一年生になってすぐに選ばれるとは思いませんでした。
ミニも選ばれたことをとても喜んでいました。

そんな話をしていたら、ツブが「お兄ちゃんもミニも選ばれているのに、どうして僕は選ばれないんだろう？」と言いました。
私と娘は顔を見合わせてしまいました。
何か答えてやりたかったのですが、返す言葉がなくて、私も娘も黙ってしまいました。
最近のツブの作品は見たことはありませんが、小さいころの作品を思い出してもツブのものは、選ばれないだろうなと思うんです（笑）

作品展に行って、ミニの作品を探しました。
でも、なかなか見つかりません。
一年生の作品は粘土で食べ物を作ったと聞きました。一年生の粘土のコーナーを探したのですが、見当たりません。
ミニから「お寿司」を作ったと聞いていました。
ええっ？どこにあるんだろう？と探したところ、やっと見つけました。
一番隅っこの目立たない場所にちょこんと置かれていました。



そして、そのミニの作品を見て、主人と二人で顔を見合わせ、笑ってしまいました。


どうして、これが選ばれたのか？ただ笑うしかありませんでした。
もう少し何とかなったものを想像していたのですが、なんだかな～と思いました。お寿司の種類も少ないし、緑色のものが何なのかもよくわかりません。後で本人に聞いてみようと思っていますが、レタスやサラダ菜などの葉っぱ類なのかなぁと思いました。
他の生徒の作品は、パフェとか洋食のプレートなどで、色とりどりできれいだし、華やかでした。
それに比べて、ミニのものは、地味で目立たない作品でした。

でも、後になって理由がわかったような気がしました。
今まで選ばれたまめの絵もそうですが、とにかく丁寧に描かれていたと思います。まめは、字も絵も丁寧です。
絵の上手下手や芸術性などではなく、丁寧さで選ばれたのかなと思いました。
ミニのお寿司をよく見ると１つ１つが丁寧に作られていると思いました。地味で目立たない作品ではありますが、丁寧さが認められたのかなと思いました。小学生の作品の基準なんて、そんなものかもしれないと思いました。

そういう意味で、ツブの絵や作品は、選ばれないんだろうと思いました。
上手い下手もありますが、ツブは、全てが雑なんです。字もかなり雑に書くので、絵もそうなんだろうと思います。

今度、そんな話になった時は、ツブに１つ１つを丁寧に描くように言ってみようと思っています。「そうすれば、選ばれるかもしれないよ」と。

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昨日、ミニのあの丸い緑の葉っぱのようなものは何か聞いてみたところ、しその葉なんだそうです。
「手巻きずしの時の使うでしょう？」と言っていました。
お寿司と手巻きずしを作って、食べ残ったしその葉をお寿司と一緒にケースに入れたというストーリーなんだそうです。
いくらが大変だったそうです。小さな粒を作って乗せても、どんどん落ちてしまって、固まるまでが難しかったと言っていました。