嫌な季節

私の出勤の日の朝は、４時４５分から始まります。
目覚ましが鳴り、布団の中でわずかな抵抗を試みた後、
「えいこらしょっ！」
と起き上がります。
私が起きると３匹も一緒に起きます。
ところが、最近の朝は、いつも一番早く目を覚ますクマが、最後まで布団の上にいます。



起きたくないんです。
動きたくないんです。

それは、いつもこの季節に始まる早朝の花火のためです。
ひゅ～～～ぱーん！
１０分くらいの間隔で一発ずつ花火が鳴ります。
私にはほとんど聞こえないくらいの音なのですがクマにはよく聞こえるらしい。
鳥追いの花火です。
撒いた種を鳥達に食べられないように花火を鳴らすらしい。
その花火が怖くて、怖くてクマは部屋から出られないでいます。

クマは家の中では絶対に排泄しない犬です。
生まれた家でそのようにしつけられたのかもしれませんが、我が家に来たときにはすでに散歩の時以外排泄しない犬でした。
なので、怖くても何でも外に連れ出さなければ、膀胱炎になってしまいます。

無理やり抱いて外に連れ出します。


いつもなら１時間近くかけてマーキングをしながら、散歩をするのに、今は家の前で一気にジャーッとおしっこを済ませ、あわてて家に入ってきます。

家に帰ってきても、はあはあ舌を出しながら、恐怖に耐えています。


怖すぎて尻尾も下がってます。


写真ではわかりませんが、ブルブルガタガタ振動が私の足に伝わるくらい震えています。
かなり腰がひけているでしょう？

そして、狭いところに入り込み、


ただ震え続けています。


大好きなはずの散歩がクマにとっては、この時期は、恐怖の散歩になっているようです。
クマのために、早くこの時期が終わってほしいな～