今日の日の出は5時9分ということでしたが、私がウォーキングのために家を出たのがそのくらいの時間でした。いつもは、もう少し早く家を出るのですが、また勘九郎のお腹の調子が悪くてバタバタしていたため、家を出るのが遅くなってしまいました。
土手に出ると、真っ赤に輝く朝日の一部が雲に覆われていて、それがいつもと違った味わいがあり、写真に撮りました。
いつものウォーキングコースを歩いて家に戻ると、家のカギがありません。服のポケットやウエストポーチの中を探しましたが、ありません。家に入れないなぁと思っていたところ、たまたま主人が玄関から出てきました。新聞を取るために出てきたようです。
「カギをなくしちゃったみたい。歩いたコースを自転車に乗って見てくる!」と言って再びウォーキングコースを自転車で行きました。
カギを落としたとすれば、ウエストポーチからカメラを取り出した時か仕舞った時だと思いました。朝日の写真を撮った場所付近をよく見てみましたが、カギらしきものはありませんでした。カメラをどこで仕舞ったのかは忘れましたが、今朝はそんなに長い間写真を撮る事はなく、すぐにカメラを仕舞ったので、カギを落とした場所は、短い距離に限定されると思いました。
一応自転車で自分が歩いたコースに行ってみましたが、どう考えてもカメラを取り出したか仕舞ったかした場所で落としたとしか思えないので、再度その場所へ戻って、自転車を置いて今度は徒歩で探しました。
キーホルダーに車のカギと家のカギがついているので、それほど小さなものではなく、土手の道は見通しが良いし、土手の脇はきれいに草が刈られたばかりなので、全てが遠くからでも見通せました。カギが落ちていれば目立つはずなので、もしかしたら、私の後にウォーキングで通った人がカギを見つけて、脇に植えられている木に置いてくれているかもしれないと思い、木々の枝わかれした場所を一本一本見て歩きました。
でも、ありませんでした。
私はマジで泣きそうでした。家のカギも車のカギも再度作るとなると大変なことになりそうでした。昔の車のキーは、その辺のカギ屋さんでも簡単にスペアーキーが作れましたが、今の車はキーレスなので、作るとなると大変なことです。家のカギもそうです。その辺のカギ屋さんでは簡単には作れません。
色々考えると、情けなくて、消えてなくなりたいと思いました。
何度も心当たりの土手を行ったり来たりしながら、思いつく場所を見てみましたが、結局見つかりませんでした。
力なくとぼとぼと家に帰ると主人が、「今度はオレが探してみる。いつも、はーちゃんの探し物はオレが見つけるだろう?どこを歩いたのか教えて!」と言うので、説明しました。でも、私はあれだけ探したので、いくら主人が探し物が得意だと言っても今回は無理だと思いましたが、主人は出かけて行きました。
そんな時に息子がシャワーを浴びに来ました。息子はいつも仕事へ行く前にシャワーを浴びてから出かけます。息子に言っても仕方ないと思いましたが、家の中の出来事なので、一応息子に話しました。
「ええっ?」と息子は言い、しばらく何か考えているようでした。
そうこうしているうちに、主人が帰ってきました。
やはり、カギは見つからなかったと言います。
「とりあえず、警察に届けてくる。あんなもの誰かが持って行ったとしても、何の役にも立たないだろうから、善意の人が警察に届けてくれることもあると思うから」と私は言いました。
そのうち、息子が仕事着に着替えてからやってきて「どこに落としたの?」と言います。「土手よ。」と言うと、「土手はわかってるよ。土手のどこの辺かって聞いているんだよ!」と言います。主人に話したように場所を説明しましたが、内心「聞いてどうするのよ」と思っていました。
そのうち、息子は出かけて行ったので、仕事に行ったと思いました。すると、しばらくして息子から電話があり、「土手のどこを歩いたの?砂利のある真ん中?それとも草のある端っこ?」と。「真ん中の砂利道」と答えて電話を切りましたが、「私も主人も見て、見つからなかったものが、息子が見て見つかるわけないじゃない。」と思いました。
それから、私はすぐに警察へ行きました。そして、紛失届を提出するために色々説明を聞いた後、書類を書きました。
全部書き終わって、「キーホルダーの絵を描けたら、描いてください」と言われたので、キーホルダーの絵を描いていました。そこへ、携帯が鳴りました。主人からでした。
「カギがあったらしいよ。」と。
息子が見つけてくれたと言います。
私は、信じられない思いでしたが、飛び上がるほどうれしくて、「ええっ!あったの?」と大きな声で言いました。それを警察の人は聞いていたらしく、私が何も説明する前に「あったんですね。それでは、この書類は破棄しますね」と言ってくれました。
私は御礼を言って、警察を出ました。でも、実際、キツネにつままれたみたいでした。私も何度も心当たりを行ったり来たりしたし、主人も探しに行ってくれたのに見つからなかったカギを息子が見つけたというのが不思議でたまりませんでした。
しかもとっくに仕事に行く時間なのに、仕事に行かないでカギを探しに行ったというのは、見つかるような予感があったのか?などと思いました。息子には不思議な能力が備わっているんだろうか?などと考えてしまいました(笑)
家に帰ると、まだ息子は家にいて、「カギ、見つかったよ」と言って部屋から出てきました。
「どこにあったの?」と聞くと「小さな木の下にひっかかっていた」と言います。私も木は見て歩いたのですが、自分の視線の高さの幹部分ばかり見ていました。
道に落ちていなかったので、誰かが拾って木にかけたり置いたりしてくれるとしたら、人間の視線が行くような見やすい場所にあるだろうと思ったからです。
でも、息子が言うには、木にひっかかってはいたけれど、誰かが掛けたというより、自然にそこに落ちて引っかったという感じだったと言います。
私はまた泣きそうなくらい感激しました。時間を見たら、9時を過ぎていて、息子の会社の始業時間は過ぎていました。「仕事に行かなくても良いの?」と聞くと「今から行くよ。」と言います。そして、私は大事なことを言い忘れていたことに気が付いて、慌てて「ありがとう」と言いました。
ホントに息子さまさまです。今日こそ息子のありがたみを感じた日はありませんでした。しかも、普段、私たちのことなどたいして関心はなさそうにしているのに、仕事に遅刻してまで、カギを探してくれた息子に心から感謝しました。
今でも、カギを見つけてくれた息子のことを思うと、泣きそうになってしまいます(笑)
結局、あんなにきれいだと思って撮った朝日の写真ですが、家に帰ってみたら、全然きれいに撮れていなくて、やっぱりコンデジはダメだなと思いました。カギ騒動の元になった朝日の写真は、ブログに載せるほどのものではなく、騒ぎの元になっただけで終わりましたが、息子の優しさがわかった出来事でした。
というのもびっくりですが、ホントに見つけてくるとは
思いもしませんでした。
とほさんが書かれているように、自分で
落とした場所でもないのに、よく見つけたなと思います。
そして、同じように予感があったのかな
と思ってしまいました。
探し物も人によって見る場所が違うんだなと思いました。
それぞれが目の付け所が違うので、
みんなで探せば、見つかるのかもしれませんね。
もっとも、音がしていれば、気づきますものね。
息子なりに考えたのでしょうが、本当によく見つけたなと未だに思います。
やっぱり、何かが備わっているのかしら?(笑)
大事なものが入ったバックが見つかって本当に良かったですね。
やっぱり、ご主人に感謝ですよね。
私は、今回の事でずいぶん息子に対する考え方が変わりました。
見直したというか。
息子も年を取ったんだろうなと思います。
見つかったと聞いた時のことを思い出しても泣きそうになります(笑)
信じられない思いですが、息子に感謝です。
自分の事以外、何も気にしていないように見える息子ですが、そうでもないんだなと思って、それもうれしかったです。
家のマスターキーをなくしてしまいました。
それっきり出てきてないんです。
カギを作るとしても、かなり大変なので、
そのまま作っていないのですが、
今回見つからなかったら、作らなければならないので、
余計にショックでした。
でも、一番ショックだったのは、車のカギでした。
ネットで調べたら、スペアキーは、3万円くらいと書かれていました。
落して泣きそうになり、見つかったと聞いて泣きそうになりました。
ホントに信じられない思いです。
でも、見つかって本当に良かったです。
それで、私はキー全部に鈴をつけることにしました。
ちょっとうるさいかもしれませんが、
落ちれば音がするだろうと思うので、大丈夫かなと。
それを出勤遅らせて探すのは、何か予感めいたものがあったのかも。
それにしても見つかって良かったです。
拾われて悪用される可能性を考えたら、全部交換する羽目になりますもんね。
ガラケーの写真すらアップする私は、コンデジでも朝日見たかったナ。^^
こんばんは。
さすが息子さんですね!
目の付け所が違います。たくさんついたカギは落とすとかなりの音がするはずです。
その音が分からなかったとしたら、草の上か何かにひっかったのかも?と思って探されたのではないでしょうか?
しばらくの間息子さんに頭が上がりませんね。(笑)
鍵の紛失はほんとに大変でしたね。
過日の我が家のバックの件ですがこれは加齢ですよね。
ボンヤリ生きてるような私自身が恥ずかしいです。
加齢を華麗にしなければいけないわね🎵
どれだけ不安で心細かったでしょう(;o;)
家族ってあったかくて心底思いやりがあって、特に鍵騒動での息子さんの行動に親心は涙ものですね\(^o^)/
私も何度か無くしましたが、すべて出てきました。
不思議です。何度探しても出てこなかったのに、時間が経つと、、、ひょんなとこから現れるのですから。
家の鍵、自転車の鍵、無くして家に帰るのに一苦労です。
本当に困ります。
だから、せめての工夫をすることにしています。
その一、家の鍵には紐・鎖(スプリング状)を付けてバッグに付けて置く事。
その二、自転車の鍵はセットした後は、必ずバッグの決まったポケットに入れる事。
それでも、たまに??? 焦ります。
息子さん、偉いです!もちろんご主人も。
同じ景色でも、違う人が違う目で見ると発見できるものなんですね。
息子さんに最大の拍手を送ります。