まめたろうとピータン

先日、娘がまめたろうと隣の駅にある大きなショッピングセンターへ買い物に行った時のことです。

最近のまめは、買い物に行っても、カートに乗ろうとしません。
手をつなごうとしても振り払って、一人であちこち歩きたがります。
その日も、そうだったようです。
娘は、まめから目を離さないように注意しながら買い物をするわけですが、レジに並んでいる時も、まめは、近くにあった真空パックになったピータンを物珍しそうに眺めていたそうです。

ところが、娘の番が来て、お金を払うほんのちょっとの間に、それまでピータンの前にいたまめの姿がなくなっていました。
あわててあちこち探し回りましたが、見つかりません。
そこで、試食宣伝販売のおばさんがいたので、一人で歩いている子どもを見かけなかったか聞いてみました。
すると、そのおばさんは、娘とまめが一緒にいたのを覚えていたらしく、
「ああ、あの子なら、ピータンを持って、『ママ、ママ』と言いながら、あっちの方へ行ったわよ。」
と教えてくれたそうです。
おばさんに言われた方向へ行ってみましたが、まめは見当たらず、娘はかなり不安になってきました。

まめは、まだ母親を見失って不安で泣くということはありません。
泣いていれば、誰かが見つけて店員さんに知らせてくれるかもしれませんが、多分、一人でひょこひょこ歩いていると思うので、見かけた人も特に気にならないと思うのです。
もしかして、迷子になっているだけではなく、誰かに連れて行かれたかもしれない・・・という恐ろしい不安が頭をよぎり、どうしてよいかわからないくらいパニックになったようです。
まさかこんなところまでは来ていないだろうと思われるような場所でしたが、店を出てみると、まめたろうがピータンを持って立っていたそうです。

ほっとして、まめを連れて店に戻ると、宣伝販売のおばさんも心配して、あちこち探してくれていたそうです。
確かに、今のまめたろうは、私が一緒に付いていっても、あちこち行ってしまうので、見失わないように追いかけるのが大変なくらいです。
これから娘とまめと二人の買い物の機会は多くあるでしょうし、今後も同じようなことが起こりそうです。

そんな話を聞いて、私も不安になり、
「出かけるときは、迷子にならないようにひもでつないでおいたら？」
と言いました。
犬じゃあるまいし・・とも思いますが、迷子になるよりマシです。

早速、娘は迷子ひもを買ってきました。
今は可愛いものがいろいろあるらしく、娘はミツバチの迷子ひもを買ってきました。


試しにまめに背負わせてみました。
すると・・・


嫌がるんです。


泣くほど、嫌らしい


それで、両肩にかけるのが嫌なのかもしれないと思い、腰に巻くようなタイプのものがないかネットで探しましたが、やっと見つけた！と思ったら、完売。
メーカーにも在庫がないらしい。
次にウエストポーチタイプのものを見つけて、
「これでも良いかも？」
と思ったら、それも売り切れ。
リュックタイプのものなら、たくさんあるんですけど。

困ったな～
と思っていたら、娘がミツバチの袋の中にまめのお気に入りの車を入れてみたり、何度か背負わせてみたりするうちに、ミツバチの迷子ひもを嫌がらなくなってきました。
今では、それを出すと、自分から首を突き出して、「背負わせて！」と催促するようになりました。

私の家から自分の家に帰るのにも背負って帰ります。
前から見た図


後ろから見た図

でも、写真でもわかるように例のボールバックは、必需品らしく、絶対に手放しません。
なので、二つも背負うことになってしまいます。
ボールバッグと迷子ひもが邪魔になって、チャイルドシートに乗せるのも、一苦労！

喜んで背負ってくれるのは、良かったけれど、こんなのが、いつまで続くのかなぁ