クマも寄る年波

クマは５～６年前くらいから犬用のジャーキーを受け付けなくなりました。

クマ自身は食べたがるのですが、身体が受け付けないようです。
その後は、ジャーキーだけでなく、動物性の原料を加工したおやつ類はすべて受け付けなくなり、今では半生のフードもダメになりました。
クマが食べられるのは、ドライフードか缶詰のフードだけです。
おやつもビスケットのような原料が植物性のものしか食べられません。

何が原因なのかはわかりませんが、ジャーキーや半生のフードを食べるとすぐに吐いてしまいます。
散歩などでワンコ連れの人に出会い、親切にジャーキーをいただくことがあります。
そんな時、クマは大喜びで止める間もなく、あっという間に食べてしまい、後で苦しそうに吐くので大騒ぎになることがあります。

それでも以前は少量の半生のフードならなんとか吐かずに済んでいたのですが、最近では小型犬用の小さな小さな半生フードを１粒食べただけでも吐くようになってしまいました。

最近、ハイジも病気のせいで食べ物の選り好みが多く、１つのフードを喜んで食べていたかと思うと突然食べなくなります。
なので、我が家にはハイジに食べさせるためにいろいろな種類のフードが置いてあります。
ドライフードをそのまま食べたい時期もあれば、缶詰がお気に入りの時もあり、ドライをお湯で浸して柔らかくしたものを食べたい時期もあるようです。
それもどれも気に入らないときは半生を食べさせる事もあります。

ある時、ハイジに食べさせていた超小粒の半生のフードが１粒・・・たった１粒こぼれました。
それをすかさずクマが食べてしまいました。
あっという間でした。
それからすぐにクマは吐き始めました。
クマは先に自分の食事を済ませていたので、それら食べたものも全部吐いてしまいました。

全部吐いたから大丈夫と思っていたのですが、ところがどっこい。
その日の晩、深夜にクマは胸焼けをするのか私達を起こします。
急いで獣医さんからいただいている胃薬を飲ませたのですが、即効性があるわけではないので、結局主人が起きて散歩に連れて行きました。
クマは胸焼けするのか草を食べて、ある程度落ち着いてから家に戻ってきます。
やっと落ち着いて寝たかなと思っても、その後も２度、３度と起こされ、その度に主人が起きて散歩に行きました。
主人が大変だなぁと思いながらも、私は起きずにウツラウツラしました。

朝になって目覚ましが鳴り、気づいたら主人もクマもいません。
主人とクマが最後に散歩に出てから私も眠ってしまったので時間がどれくらい経っていたのかわかりませんが、出て行ってからだいぶ時間が経っていたように思いました。
夜中に３度も散歩に出かけて、真っ暗な中で主人に何かあったのかもしれないと思い、ドキドキしました。
急いで着替えて家の中を見てみて、まだ帰っていないようなら息子を起こして一緒に主人を探しに行こうと思いました。

とりあえず、居間に行ってみました。
すると、居間で主人とクマが眠っていました。
何度もクマに起こされて、着替えて布団に入るのが億劫になってしまったらしい。
ほっとしました。
それにしても、その日の主人は一日会社で眠かったろうと思います。

クマは、最近は耳も遠くなって、私が帰ってもわからない事もあるし、ちょっと動いた後は、後ろ足がブルブル震えていたりします。

小型犬のハイジと中型犬のクマの年齢差は３歳。
なので、クマとハイジは、実質同年代と考えても良いのかもしれません。
ハイジの事ばかり心配しているうちにクマが・・・なんてことのないようにと思っています。