はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

さようでございますか

2017年07月20日 | ミニちゃん
私の周辺には、いくつか幼稚園があり、近所の人たちが通っている幼稚園は様々です。

大抵の幼稚園は、学校へ入る前になるとひらがなや数の勉強をするようですが、ミニの幼稚園は、そういう類の事は一切しません。
代わりに自然に親しむ事には力を入れているようです。
園の中には、うさぎやにわとり、ヤギなどがいて、係りの子供たちが世話をしています。
そして、野菜や果物を作って、収穫したものは園児たちが順番に持ち帰って食べたりしています。
幼稚園で、子供たちも一緒に料理をして食べることもあるようです。
ニワトリが産んだ卵も、順番に持ち帰って食べます。
以前のお迎えの時、ミニが自分の名前が書かれた卵をうれしそうに見せてくれたことがありました。
茹で卵になっていたようです。

年長さんになると、子供たちは、園内の動物の世話をする係りと花と野菜を育てる係りに分かれて、それぞれの仕事をするようです。
ミニは、お花野菜係りなんだそうです。

先日のお迎えの時、先生に挨拶してミニと手をつないで園を出ようとした時、ミニが
「ババ、上を見て!」
と言います。
言われるままに上を見ると、キウイがそれはそれは見事にたくさん実をつけていました。
まだ、小さい実ですが、相当な数だなと思いました。
「あら!キウイ!すごくたくさん成ったね!」
と言うと、ミニはうれしそうに
「私は、お花野菜係りだから、いつも世話をしているんだ!」
と、言います。
そして、
「隣には、マスカットもあるんだよ。」
というので、見ると、緑色のぶどうがずいぶん大きくなっていくつもの房が下がっていました。
そろそろ食べられそうなくらい大きな粒になっているものもありました。
そういえば、以前のお迎えの時、キイチゴがたくさん成っているのをミニに教えてもらったのを思い出しました。
「幼稚園で、いろんなものを育てているんだねぇ。すごいね」
と、私が言うと、ミニは、得意そうに、
「お花野菜係りだからね。」
と再び言いました。
そして、
「ババも何か育てたら?」
と言います。
「う~ん?ババの家は、植える場所がないからなぁ・・」
と、言うと、ミニは、
「あっ、でも、ババはもう育てなくても良いよ!」
と言います。
「だって、ババは、ママとおいちゃん(息子の事)を育てたものね。それに、今は、勘九郎とはなを育てているでしょう。それで十分だよ!」
と。

私は、
”はいはい、さようでございますか。”
と言いました。
心の中で。


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