はーちゃんの気晴らし日記

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ハイジの咳

2007年01月22日 | ハイジ
今年の6月で13歳になるハイジですが、最近、咳の量が増えてきていたので、暮に病院で以前より詳しい検査をしました。

ハイジの身体は、血液検査に関しては優等生。
「3歳の犬の検査結果です」
と言っても疑われない程、良い数字が出ているそうです。
年齢的なものもあるので、心臓が多少肥大しているそうですが、それも薬を飲んでいるので、特に心配することもないと言われました。

咳に関して、肺のレントゲンを撮った結果、見た目は全く異常がなかったとのこと。
でも、病院の中という馴れない場所でのストレスもあったせいか、検査の途中もハイジはかなりひどい咳をしていたようです。
レントゲンで異常はみられないものの、ハイジの咳がひどいので、透視しながらハイジの咳の様子を見てみると、明らかに気管に異常がみられたとのことでした。
それで、もっと詳しく検査をしたほうが良いということで、肺のCTを撮りました。

普通に正面と横から撮ったレントゲンでは何も写っていなかったハイジの胸は、CTで、肺を1ミリ単位で切ったものを見ると異常が見つかりました。

それでわかったことが、ハイジの左の肺がかなり良くないということでした。
素人目で見ても、左右の肺の大きさが違うのが一目でわかりました。
ちょっとした写し方で左右の肺の大きさが違うように写ることはあるそうですが、これほど大きさが違うことはないそうです。

ハイジの肺は、胸の膜に肺が癒着していて、気管支にはつぶれている部分があるそうです。
癒着している部分の周辺の気管支は繊維化した肺に引っ張られて拡張していると言われました。

端の白くモヤモヤ見えるところが癒着している部分です。
左右の肺の大きさがずいぶん違います。
(左側の写真だとわかり易いと思います。)

正常な右肺と比べると、かなり癒着しているがわかります。


原因は、わかりません。
ただ言えるのは、この癒着は最近起こったものではないということでした。

6年間の教材犬生活の間に何かがあったのかもしれませんが、それは、全くわからないので特定することもできず、小型犬特有の慢性の気管支炎から、このようになってしまったとも考えられるそうです。
でも、癌とか腫瘍によるものでもないそうです。

治療法としては、手術をするということよりも薬を飲むことで対処していく方法をとるということでした。
一生治ることはないけれど、薬と長くお付き合いしながら様子を見ていくことになりました。

幸い、暮にいただいた薬がよく効いているらしく、今は咳の数も驚くほど減っています。
あまり寒いと一時的に咳の数が増えることもありますが、ほとんど咳はしなくなったと言っても良いくらいになっています。
薬が効いている限りこの方法をとって、もしも効かなくなってきた時は薬を強くすることを考え、それでも効かなくなってきた時は酸素室を用意する方法をとるということでした。
でも、そうなるのは3年以上先の話だろうということでした。

ハイジは毛が薄く、異常な寒がりだというのは、もしかしたら甲状腺に異常があるのかもしれないということで、それは今検査に出してもらっています。
もしも甲状腺のせいだということがわかれば、それも薬を飲めば改善されるそうです。

せっかく他の内臓が元気なのに、どうして肺だけがそんな風になってしまったのかと、残念でなりません。
肺さえ何もなければ相当長生きできそうなのに。

早いもので、ハイジが我が家に来てから、来月で5年になります。
今、ハイジは私にとって、なくてはならない存在になっています。
「ハイジは、お母さんの付属品だね」
と、娘に言われてしまうほど、ハイジは私の行くところ、行くところ付いてきます。

今の気持ちをどう表現したらよいかわからないのですが、とにかく元気で長生きしてほしいです。


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