息子は、てんぷらが好きです。
2年くらい前になりますが、東京の有名なてんぷら屋さんでランチを食べてくると言って予約を入れていました。
目の前で揚げながらてんぷらを食べさせる店で、ランチで2万円の料金なんだそうです。
ランチで2万円って!?
普通に夕食を食べるには、いくらかかるんだ?っていう話ですが、独身貴族のなせる業だと思いました。
いつも飲み会をするメンバーで行ったらしいのですが、帰って来て、
「揚げたてだから美味しいけど、塩をつけて食べるのがイマイチだった」
と、言っていました。
息子は、てんぷらは天つゆで食べるのが好きなので、塩をつけて食べるのは、好みではないようです。
そんなてんぷら好きの息子の一番の好物はナスのてんぷらです。
ある時、
「ナスのてんぷらを作るから、作り方を教えて」
と言ってきました。
私は、てんぷらの時は、簡単に作れるてんぷら粉を使います。
それなら卵も要らないし、さくっと揚がるので便利です。
それを使って、大体の揚げ方を教えました。
息子は、一人で台所に立ち、ナスのてんぷらを揚げていました。
出来上がったものを自分の部屋に持って行って食べたらしく、その後、
「揚げ過ぎて、油がべっちょりで気持ちが悪くなった」
と言っていました。
「てんぷらを揚げるのは難しい」
と、ブツブツ。
てんぷらは料理人でも、上手く揚げられるようには、数年かかると言われる料理なので、私だって全く自信がありません。
特にナスは、揚げ過ぎると油がしみ込みすぎるし、揚げが足りないと生っぽさが残ります。
それで息子は、電気で揚げられるてんぷら鍋を買うと言い出しました。
「それなら、テーブルの上で揚げながら食べられるし、失敗も少ないらしい。」
と。
でも、私は賛成しませんでした。
そんなものを買っても、たぶん1~2度使ったら終わりになりそうだし、そうなった時の置き場所も困るし、何より、テーブルの上での揚げ物は、油が上がって室内が汚れます。
それが、一番嫌でした。
ホットプレートでの焼肉も室内が汚れるので、あまりしたくないと思っています。
それを言うと、
「煙が出ないてんぷら鍋もあるよ。」
と、息子はネットを見ながら言います。
煙が出ないてんぷら鍋というのは、弟の家にありました。
まだ弟が元気だったころ、実家へ行くと、部屋の隅に大きな黒い塊が置かれていました。
「何?」
と聞くと、てんぷら鍋だと言います。
「煙が出ないと言うから、”これは、良い!”と思って買ったんだけど、音がうるさくて参った。
二度と使いたくない。」
と言っていたのを思い出しました。
その話をすると、
「煙を吸い込む機能がうるさいんだろうな」
と息子はボソッと言い、その後、てんぷら鍋の話は立切れになりました。
年末に、毎年息子の会社の忘年会で、各社員に景品が渡されます。
その時の景品に”何が欲しいか?”というアンケートがあり、息子は「電気式のてんぷら鍋」を希望したと言います。
「こんなもの欲しがる人はいないだろうから、当たらなかったとしても、当たった人と交換できる可能性がある」
と言っていました。
そんなものが当たって、家に持ってきてもらっても困るなと私は内心思いました。
忘年会の日、息子は大きなビールの箱を抱えて帰ってきました。
それが、当たった景品だったそうです。
息子が希望したてんぷら鍋は、景品として却下されたようです。
私としては、ビールで良かった♪
2年くらい前になりますが、東京の有名なてんぷら屋さんでランチを食べてくると言って予約を入れていました。
目の前で揚げながらてんぷらを食べさせる店で、ランチで2万円の料金なんだそうです。
ランチで2万円って!?
普通に夕食を食べるには、いくらかかるんだ?っていう話ですが、独身貴族のなせる業だと思いました。
いつも飲み会をするメンバーで行ったらしいのですが、帰って来て、
「揚げたてだから美味しいけど、塩をつけて食べるのがイマイチだった」
と、言っていました。
息子は、てんぷらは天つゆで食べるのが好きなので、塩をつけて食べるのは、好みではないようです。
そんなてんぷら好きの息子の一番の好物はナスのてんぷらです。
ある時、
「ナスのてんぷらを作るから、作り方を教えて」
と言ってきました。
私は、てんぷらの時は、簡単に作れるてんぷら粉を使います。
それなら卵も要らないし、さくっと揚がるので便利です。
それを使って、大体の揚げ方を教えました。
息子は、一人で台所に立ち、ナスのてんぷらを揚げていました。
出来上がったものを自分の部屋に持って行って食べたらしく、その後、
「揚げ過ぎて、油がべっちょりで気持ちが悪くなった」
と言っていました。
「てんぷらを揚げるのは難しい」
と、ブツブツ。
てんぷらは料理人でも、上手く揚げられるようには、数年かかると言われる料理なので、私だって全く自信がありません。
特にナスは、揚げ過ぎると油がしみ込みすぎるし、揚げが足りないと生っぽさが残ります。
それで息子は、電気で揚げられるてんぷら鍋を買うと言い出しました。
「それなら、テーブルの上で揚げながら食べられるし、失敗も少ないらしい。」
と。
でも、私は賛成しませんでした。
そんなものを買っても、たぶん1~2度使ったら終わりになりそうだし、そうなった時の置き場所も困るし、何より、テーブルの上での揚げ物は、油が上がって室内が汚れます。
それが、一番嫌でした。
ホットプレートでの焼肉も室内が汚れるので、あまりしたくないと思っています。
それを言うと、
「煙が出ないてんぷら鍋もあるよ。」
と、息子はネットを見ながら言います。
煙が出ないてんぷら鍋というのは、弟の家にありました。
まだ弟が元気だったころ、実家へ行くと、部屋の隅に大きな黒い塊が置かれていました。
「何?」
と聞くと、てんぷら鍋だと言います。
「煙が出ないと言うから、”これは、良い!”と思って買ったんだけど、音がうるさくて参った。
二度と使いたくない。」
と言っていたのを思い出しました。
その話をすると、
「煙を吸い込む機能がうるさいんだろうな」
と息子はボソッと言い、その後、てんぷら鍋の話は立切れになりました。
年末に、毎年息子の会社の忘年会で、各社員に景品が渡されます。
その時の景品に”何が欲しいか?”というアンケートがあり、息子は「電気式のてんぷら鍋」を希望したと言います。
「こんなもの欲しがる人はいないだろうから、当たらなかったとしても、当たった人と交換できる可能性がある」
と言っていました。
そんなものが当たって、家に持ってきてもらっても困るなと私は内心思いました。
忘年会の日、息子は大きなビールの箱を抱えて帰ってきました。
それが、当たった景品だったそうです。
息子が希望したてんぷら鍋は、景品として却下されたようです。
私としては、ビールで良かった♪