我が家ではクマの秘かな行動を『家庭内野良』と呼んでいます。
クマは、誰もいなくなると、ゴミ箱をあさるのです。
以前はそんなことはありませんでした。
お菓子が目の前にあろうが、大好きな秋刀魚がゴミとなって捨てられていようが、それを食べることはありませんでした。
ところが・・・
義母が突然倒れて、入院することになり、我が家は突然生活形態が変わりました。
それまでも、義母は、月に一度は姉妹たちと会うために泊りがけで出かけ、旅行もよく行っていました。
その間、2~3日家が留守になることは、しばしばでしたが、留守中にクマがいたずらするということはありませんでした。
ところが、義母が入院してしばらく経った頃、子供たちが出しっぱなしにしていたお菓子の袋が破られ、中身が全部なくなっていました。
クマの仕業です。
もしかしたら、ハイジも便乗したかもしれませんが、主犯はクマです。
お菓子を全部食べてしまったのかと思っていたら、翌日二階の布団の間から出てきました。
そこは、いつも私たちが出かけた後、クマが寝ている場所です。
さすがに全部は食べ切れなくて、隠したらしい。
油断ができなくなりました。
出かけるときは、食べ物類は、クマの手の届かないところに置いて出かけました。
当時、息子はフリーターで、早朝の仕事をしていました。
お昼には家に帰っていたので、私はいつも息子のお昼の食事をテーブルの上に置いて出かけてきていました。
ある時、息子から電話で、
「今日、オレのお昼ごはんは、ないの?」と言ってきました。
「そんなことないよ。いつものところに置いてきた。」
息子が台所を探すと、隅っこに空のお皿が落ちていたそうです。
クマが、テーブルに飛び乗ってお皿を落とし、中身をすべて食べてしまったようでした。
翌日から、息子の昼食は、もっと高いところに置くようにしました。
そして、ある日、ゴミを台所に置いておいたら、夜中にゴミ袋があらされ、翌朝、見ると、ゴミが部屋中に散乱していました。
それ以来、我が家では、クマを『家庭内野良』と呼ぶようになりました。
義母が元気でいるころは全くなかったことです。
義母がしばらくは、家に帰ってこないことをクマは察したのかもしれません。
誰もいない家は自分の天下だと思い始めたのかもしれません。
私も突然の義母の入院でバタバタし、仕事と病院と家事とで、あまりクマとハイジのことに目がいかなくなっていたのを感じたのかも知れません。
クマの自制心がぷっつり切れたのだと思います。
一度その味を占めてしまったクマは、私たちがうっかりしていると、今でもゴミをあさります。
まるで、何も食べ物を食べさせていない犬みたいです。
夜中、私たちが寝静まった頃、クマはこっそりと一階、二階と歩き回り、何か出しっぱなしにしているものはないかと探しているようです。
まさに、クマは、『家庭内野良』なのです。
クマは、誰もいなくなると、ゴミ箱をあさるのです。
以前はそんなことはありませんでした。
お菓子が目の前にあろうが、大好きな秋刀魚がゴミとなって捨てられていようが、それを食べることはありませんでした。
ところが・・・
義母が突然倒れて、入院することになり、我が家は突然生活形態が変わりました。
それまでも、義母は、月に一度は姉妹たちと会うために泊りがけで出かけ、旅行もよく行っていました。
その間、2~3日家が留守になることは、しばしばでしたが、留守中にクマがいたずらするということはありませんでした。
ところが、義母が入院してしばらく経った頃、子供たちが出しっぱなしにしていたお菓子の袋が破られ、中身が全部なくなっていました。
クマの仕業です。
もしかしたら、ハイジも便乗したかもしれませんが、主犯はクマです。
お菓子を全部食べてしまったのかと思っていたら、翌日二階の布団の間から出てきました。
そこは、いつも私たちが出かけた後、クマが寝ている場所です。
さすがに全部は食べ切れなくて、隠したらしい。
油断ができなくなりました。
出かけるときは、食べ物類は、クマの手の届かないところに置いて出かけました。
当時、息子はフリーターで、早朝の仕事をしていました。
お昼には家に帰っていたので、私はいつも息子のお昼の食事をテーブルの上に置いて出かけてきていました。
ある時、息子から電話で、
「今日、オレのお昼ごはんは、ないの?」と言ってきました。
「そんなことないよ。いつものところに置いてきた。」
息子が台所を探すと、隅っこに空のお皿が落ちていたそうです。
クマが、テーブルに飛び乗ってお皿を落とし、中身をすべて食べてしまったようでした。
翌日から、息子の昼食は、もっと高いところに置くようにしました。
そして、ある日、ゴミを台所に置いておいたら、夜中にゴミ袋があらされ、翌朝、見ると、ゴミが部屋中に散乱していました。
それ以来、我が家では、クマを『家庭内野良』と呼ぶようになりました。
義母が元気でいるころは全くなかったことです。
義母がしばらくは、家に帰ってこないことをクマは察したのかもしれません。
誰もいない家は自分の天下だと思い始めたのかもしれません。
私も突然の義母の入院でバタバタし、仕事と病院と家事とで、あまりクマとハイジのことに目がいかなくなっていたのを感じたのかも知れません。
クマの自制心がぷっつり切れたのだと思います。
一度その味を占めてしまったクマは、私たちがうっかりしていると、今でもゴミをあさります。
まるで、何も食べ物を食べさせていない犬みたいです。
夜中、私たちが寝静まった頃、クマはこっそりと一階、二階と歩き回り、何か出しっぱなしにしているものはないかと探しているようです。
まさに、クマは、『家庭内野良』なのです。