word worlds

日々思いつくまま綴ってます恋愛詩、その他諸々。たまに過去に書いた詩も載せています。

晩夏

2020-08-11 19:24:16 | poem



去年の夏は

毎朝

君に会えるのが

楽しみで仕方なかった


君の声を聞くだけで

後ろ姿を見かけるだけで

胸が

キュンとしたのに



今年は

君の姿が

目に入ることもなく

夏が少しずつ遠ざかっていく



もう会える可能性なんて

ゼロに近いのに

去年の今ごろを

懐かしく思い出してしまうのは


まだ

どこで

君を好きな私が

いるからなのか

どうなのか

分からないまま

季節は移ろおうと

している


夏は

始まったばかりのようで

秋がそこまで

きている


新しい恋は

なかなか始まらないまま

君にも再会できないまま

夏が終わりそうで

切なさに拍車がかかる

今年の夏

花火も見れない

寂しい夏













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする