性善説を信じたいけれど
私のいた社会のあの場所は
きっと
信用できる人ばかりだったわけじゃ
ないんだ
随分、時が経ってしまったけれど
今になってそう思う
「信じた私がバカだった」
なんて言葉を
よく聞くけれど
信じた人が
報われるような世界がいい
許せないのは
人の善意に付け込む
悪魔のような心を持った
狡猾な人間
人を赦すこと
間違った過去を
忘れることも
時に大事だけれど
毎回同じように
人に欺かれるのは
相手の一歩先を予測してなかった
自分の落ち度なんだとは思ってる
あの場所を去ってから
随分経つけれど
私は、あの出来事を風化させたくない
何故なら
あの時の痛みがあるから
貴方の痛みが
分かるのだから
