▲ 6年間。朗報を待ってますよ。あかつき君!
はやぶさ君だって、ちゃんと期待に応えてくれたんだから。
金星探査機あかつき、期待された役割(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト)
- goo ニュース
金星の大気を調査するために打ち上げられた日本の金星探査機
「あかつき」。残念ながら、金星周回軌道への投入は
失敗に終わった。
あかつきは日本時間12月7日午前8時49分、金星の上空550キロ
の地点に到着。楕円の周回軌道に入るためメインエンジンを
逆噴射した。その後、金星の陰に隠れたあかつきは、宇宙航空
研究開発機構(JAXA)との通信が1時間半にわたって途絶える。
当初22分と予想されていた時間からは大幅に遅れながらも通信は
無事再開したが、予定どおり金星の周回軌道に入ったかどうかは
不明な状態だった。
AFP通信の取材に対しJAXAの上野宗孝氏は、「現在位置について
は目下確認中だ。通信状態の復旧に向けて全力を挙げている」と
述べていた。またAP 通信によるとJAXAのスタッフは、予定軌道に
入ったかどうかが判明するまでには、しばらく時間がかかりそう
だと話していたという。予定軌道に入っていれば、あかつきは
地球以外の惑星を周回する日本初の探査機となるはずだった。
金星は太陽系の中で地球から最も近い惑星である。
金星が注目を集めているのは、地球の気候変動に関する研究に
役立つと見られているからだ。
大きさや年齢が地球とほぼ同じ金星だが、地表は極度に乾燥
しており大気温度は地球よりもはるかに高い。
その原因は、温室効果が大きい二酸化炭素である。
金星には、地球温暖化の原因にもなっている二酸化炭素が
多量に存在する。
あかつきは2年間にわたる金星大気の調査を目的に、2010年
5月に打ち上げられた。金星では、2006年4月に周回軌道に乗った
欧州宇宙機関(ESA)の金星探査機「ビーナス・エクスプレス」
が観測を続行中だ。
あかつきは、ビーナス・エクスプレスと共に周回を重ねる
予定だった。
ビーナス・エクスプレス・プロジェクトのハカン・スヴェデム
(Hakan Svedhem)氏は、ESAがJAXAのミッションに直接関わる
ことはないが、2つの探査機は協力し合う予定になっていると
述べていた。
「ビーナス・エクスプレスの軌道は金星の両極上空を通るが、
あかつきは赤道上空近くを回る。したがって、両方のデータを
共有すれば、金星の気候パターンをより大局的な視野でとらえる
ことができる」。
実際、あかつきに搭載の機器はビーナス・エクスプレスの
機器を補完するよう設計されているとスヴェデム氏は言う。
広角レンズおよび中角レンズを備えた5 台のカメラが、
ビーナス・エクスプレスの分光計やプラズマ分析器、磁力計
では検知できない対象を観測できる態勢になっている。
中でもあかつきに期待されていたのは、金星の火山が現在も
活動しているかどうかという点だ。
2010年初め、ビーナス・エクスプレスが金星の大気中で稲光
を観測した。地球のように嵐雲の中で発生したとも考えられるが
、活火山が吹き上げた火山灰雲の中で生じた可能性もある。
NASAのジェット推進研究所(JPL)で金星探査に携わる
アドリアーナ・オカンポ氏は、「稲光の正体が何なのか、
非常に興味深い謎だ」と語る。
オカンポ氏は、あかつきのデータ分析にはESAが協力するほか
、NASAからも7名の専門家が加わる予定だと説明していた。
現在、周回軌道上にNASAの探査機はないが、地表面を調査
するため着陸探査機の打ち上げを検討しているという。
(8日ナショナルジオグラフィックニュース-gooニュースより)
>>残念ながら、“一発勝負”には負けてしまいましたが、
期待は6年後に繋がった…ということで、よし!としましょう。
ドンマイです。
…技術なんて、失敗の積み重ね。
過去のロケット打ち上げ失敗のときもそうでしたが、
失敗を素直に認め(それが一番とても勇気のいること)て、
徹底的に原因追究し、改善に改善を重ねて“再チャレンジ”。
それによって、いまや世界トップレベルのロケット打ち上げ
成功率に到達することが出来たんです。
日本の宇宙開発。これからこれから!頑張れ!!
レキのニュース・スクラップ ~あかつき、軌道投入失敗、でも。
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