ゴールデンウィーク?なんですね。
なんか昨日も今日も仕事しちゃいましたけど。
(灰羽は仕事をするのがよい灰羽。)
ということで、先日、時かけ のアニメ化のニュースもあり、昨日の晩、何か無性に読みたくなって、“七瀬三部作”一気読みしてしまいました。(筒井康隆著)
物語は、他人の心を読むことのできる能力を持つ少女(20歳くらいを少女といってよいものか?)火田七瀬が、他人とは違うその能力のために、悩み、傷つき、仲間を得、失いながら、自分を理解し、生きていく物語。(説明下手でごめんなさい。)
『家族八景』・・・七瀬が“お手伝いさん”として、何かと問題のある家庭(?)で働きながら、その能力で、その家庭の“建前”と“本音”を白日のもとに暴き出していく(ほとんどの家庭が崩壊?)短編。一見平和そうに見えるごく普通の家庭でも、所詮は個々人の集まり。本音が噴出したらどうなるか?実に考えさせられる一作。
『七瀬ふたたび』・・・七瀬のもとに、同じ能力をもつ少年ノリオ、物理的な超能力(念力)を持つヘンリー、未来を予見できる能力(予知)を持つツネオ、時間を行き来できる藤子らが集結!超能力を危険な能力と考え、抹殺しようとする組織と戦いを繰り広げるサイキックウォーズ!!というと、ごくごくありふれたX-Menのようなお話になってしまうのですが、“どんなに優れた能力をもってしても、平凡な能力をもつ大多数にはかなわない・・・”現代社会の縮図を見せられるような物語。・・・悲劇です。
でも、逃走資金(生活資金?)を得るために心を読む能力を最大限に生かし、カジノで一儲けするお話など、三作の中では一番わかりやすい一作かと。
あと、テレビドラマ化などもこの作品が一番多く、古くはNHK、最近では木曜の怪談(それでも相当古いか・・)の水野真紀・七瀬が有名。私は水野真紀(当時)のイメージで読んでます。(きれいなお姉さんは好きですか?・・古!)
『オディプスの恋人』・・・オディプスとはギリシャ神話に登場する、実の父親とは知らずに父を殺し、実の母親とは知らずに愛して、妻にして子を設けたテーバイの王のこと。物語の最後のほうで、この題の意味がわかります。
20歳を過ぎ、ますます綺麗な七瀬の初体験(精神だけ幽体離脱し、彼の母親に肉体を乗っ取られるという特殊な状況!)がとても幻想的でエロチック。
この作品で完結となります。
それにしても、かなり古い作品ですが、今でも息の長いファンや、新しいファンがいるらしく、どこの本屋さんでも筒井康隆コーナーには三部作のうちの一作は最低限置いてありまので、SFファンはもちろん、アニメ、マンガファンの方、興味のあるかたは是非ご一読のほど。ボリュームもそれほどではないので、一気読みできますので。
これは・・・アニメ化は無理だろうな~・・・でも、妄想代理人のテイストで、今さんなら・・・・
以上 罪を知る者 ヒカリ でした
なんか昨日も今日も仕事しちゃいましたけど。
(灰羽は仕事をするのがよい灰羽。)
ということで、先日、時かけ のアニメ化のニュースもあり、昨日の晩、何か無性に読みたくなって、“七瀬三部作”一気読みしてしまいました。(筒井康隆著)
物語は、他人の心を読むことのできる能力を持つ少女(20歳くらいを少女といってよいものか?)火田七瀬が、他人とは違うその能力のために、悩み、傷つき、仲間を得、失いながら、自分を理解し、生きていく物語。(説明下手でごめんなさい。)
『家族八景』・・・七瀬が“お手伝いさん”として、何かと問題のある家庭(?)で働きながら、その能力で、その家庭の“建前”と“本音”を白日のもとに暴き出していく(ほとんどの家庭が崩壊?)短編。一見平和そうに見えるごく普通の家庭でも、所詮は個々人の集まり。本音が噴出したらどうなるか?実に考えさせられる一作。
『七瀬ふたたび』・・・七瀬のもとに、同じ能力をもつ少年ノリオ、物理的な超能力(念力)を持つヘンリー、未来を予見できる能力(予知)を持つツネオ、時間を行き来できる藤子らが集結!超能力を危険な能力と考え、抹殺しようとする組織と戦いを繰り広げるサイキックウォーズ!!というと、ごくごくありふれたX-Menのようなお話になってしまうのですが、“どんなに優れた能力をもってしても、平凡な能力をもつ大多数にはかなわない・・・”現代社会の縮図を見せられるような物語。・・・悲劇です。
でも、逃走資金(生活資金?)を得るために心を読む能力を最大限に生かし、カジノで一儲けするお話など、三作の中では一番わかりやすい一作かと。
あと、テレビドラマ化などもこの作品が一番多く、古くはNHK、最近では木曜の怪談(それでも相当古いか・・)の水野真紀・七瀬が有名。私は水野真紀(当時)のイメージで読んでます。(きれいなお姉さんは好きですか?・・古!)
『オディプスの恋人』・・・オディプスとはギリシャ神話に登場する、実の父親とは知らずに父を殺し、実の母親とは知らずに愛して、妻にして子を設けたテーバイの王のこと。物語の最後のほうで、この題の意味がわかります。
20歳を過ぎ、ますます綺麗な七瀬の初体験(精神だけ幽体離脱し、彼の母親に肉体を乗っ取られるという特殊な状況!)がとても幻想的でエロチック。
この作品で完結となります。
それにしても、かなり古い作品ですが、今でも息の長いファンや、新しいファンがいるらしく、どこの本屋さんでも筒井康隆コーナーには三部作のうちの一作は最低限置いてありまので、SFファンはもちろん、アニメ、マンガファンの方、興味のあるかたは是非ご一読のほど。ボリュームもそれほどではないので、一気読みできますので。
これは・・・アニメ化は無理だろうな~・・・でも、妄想代理人のテイストで、今さんなら・・・・
以上 罪を知る者 ヒカリ でした