みなさん、こんにちは。
今回は《交友投分 切磨箴規》のプリントをアップしました。
そしてブログでは「分」に注目しました。
漢字の成立ち辞典をみると、分には「二つにわけ離す」というイメージがあり、そこから、
粉 米をバラバラに分けたもの。粉。
紛 糸がバラバラに分散して乱れる。紛糾。
貧 分(分散する)+貝(財貨)で、財貨が分散して乏しくなる。貧乏。
頒 分+頁(あたま)で、人数分だけものを分ける。頒布。
雰 分+雨で大気中に分散して立ち込めるもや。
盆 分(左右に分かれる)+口で、口が左右に大きく開いた皿。
扮 身づくろいをする。
と、なるそうです。仲間の多い字でした。
ちなみに、字の使い分けについてもふれておきます。
交 もとの素材が判別できる。「カードを交ぜる。子どもに交じる」
混 もとの素材が判別できない。「コーヒーに、ミルクを混ぜる。絵の具を混ぜる」
分 「道が二つに分かれる。敵味方に分かれる。人生・勝敗の分かれ道。評価が分かれる」
別 一緒にいた身内や友人と離れる。「家族と別れる。喧嘩別れ」
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。