落ち着くところに落ち着いた感じ。原油高の影響が、世界の自動車メーカーの再編を促しているようだ。過去、オイルショックの度に、米国において、日本の小型車は販売台数を伸ばし、80年代には日米間に深刻な経済摩擦を生んだ。昨今は、日本車のハイブリードカー(HV車)の好調な販売も、世界最大の自動車メーカー・GMの苦境原因となっている。今回のGMから富士重工株を買収し、GMのリストラ策の一助となった事は、日米経済摩擦を取敢えず回避した。富士重工は、かつて日産自動車のリストラでGM傘下に入り、今回、トヨタ陣営に組み入れられた。現在、GMはスズキ、いすず自動車に出資。スズキは小型車、いすずはディゼルエンジンの得意分野で役割を担っている。富士重とGMはといえば協業が進まなかったようだ。トヨタは富士重とNECが共同開発したHV車用のリチュウムイオン電池(ニッケルより軽くて、パワーがある)に強い関心もち、富士重はトヨタの環境対応技術の供与を期待できる。GMに次ぐトヨタの世界戦略も経済摩擦を回避しながら、着実に進んでいる。
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