投票率43.5%は前回を10%以上も下回った。
民主党は壊滅的敗北,自公は全員当選で、過半数を上回った。
おそらく、参議院選挙も同じ傾向が予想される。
国民はデフレからの脱却と、10年間で10回も首相が代わるという政治不安定・衆参ねじれ国会に危機感を感じ始めた。
ぶれない万年野党の共産党に批判票が動き、原発・沖縄問題などで支持する政党を見失った一割の都民が棄権したとみる。
長年の閉塞感からの脱却と、「アベノミックス」に期待する国民の多くは、自公民に期待するしか選択肢が残されていない。
財政再建を掲げる政府は、各企業の活性化の施策に心血を注いでいる。
無駄な公共投資を選別しながら、将来を見据えたインフラ整備は経済活動の動脈だ。
就中、復興・防災面の公共投資は急がれる。
低金利政策の出口策は非常に難しい。
バーナンキ連銀総裁が米国景気の回復にそって、低金利政策の見直し発言を市場は、ドル安・株安で応じた。
景気回復・株高のシナリオは一時的に逆反応する。
世界中を駆け巡るデリバティブ(金融派生商品)で運用される資金は、敏感に風評にも反応する。
過日、北アイルランド(英国)で、主要国首脳会議(G8サミット)が開催され、安倍首相は、アベノミックスについて、「金融緩和・財政出動・成長戦略の3本の矢によって、世界の経済成長に資するような経済を作る」と説明した。
「政治の不安定さが経済にも影響していたが、これからは政治を安定させてゆく」ことも付け加えた。
各国は、日米両国の金融緩和策が為替競争に陥る危険性を危惧している。
いずれにしても、低金利政策の効用期間は短い。「アベノミックス」の成功を祈る。
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