つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

◆堀江貴文氏ついに逮捕

2006-01-23 22:11:25 | Weblog

彼については、昨年3月1日にも投稿している。その時、彼を「ささら人間」と申し上げた。「ささら」とは、除雪車の先に付ける細かく割った竹の束のことである。雪国には、除雪作業になくてならない存在である。その彼がついに逮捕された。粉飾決算や偽計取引など証券取引法違反容疑である。彼が、閉塞感の強い日本経済に活力をもたらし、若者に夢を与え、古い体質に甘んじていた組織に「活」を与えたのは事実である。これから諸々の容疑について司法の手に委ねられるが、実際に不法行為があったのなら、潔(いさぎよ)く服して若者の期待を繋ぎ止めて欲しい。33歳は未だ若い。唯、どうしても私には不可解なことがある。ソフトバンクの孫社長も以前公言されていたが、「バランスシートが良くなくても、また配当がなくても、株価が上がって時価総額が上がれば、それは株主に報いた事になる」と言うような趣旨の発言をされていた。堀江氏も株主総会で配当要求の提案を拒否した。実態を把握し辛(づら)い業界で、しかもいつまでたっても、配当もなく、決算内容も先行投資とやらでバランスを伴っていなければ、胡散臭(うさんくさ)く見られても当然である。バブル崩壊で、その馬脚を現したが、かって「償却資産を増やせ」が企業経営に「バイブル」のようにもてはやされた時期があった。資産インフレで土地が右肩上がりの時代に、会計処理も当時は取得原価で評価(時価との差額は含み資産と見さす事が出来た)された為に、節税効果(実際は脱税に等しい)が生かされた。大部分の賢明な企業は自重した。顕著な例は、殆どのゴルフ場、リゾート経営などがそうであった。日本独特の会員権相場の高騰も寄与した。こんな訳で、私は「時価総額」重視は、将来「償却資産を増やせ」に繋(つな)がる様な、バブル崩壊を招くと危惧する。IT関連に名を借りた虚業に惑わされない様にしたい。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBありがとうございます。 (にゃんこ)
2006-01-24 00:09:00
こちらからもTBさせていただきました。
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コメントありがとうございます (snoozer)
2006-01-24 08:31:03
TBさせて頂きました。。。
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コメント・TBありがとうございます。 (tys_)
2006-01-25 00:14:11
コメント・TBありがとうございます。

TBは初めてですので、間違えてましたら、

すみません。
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