大方の 外国人は 日本は金持ちだとおもっているだろう。何年か前
実際 そうだった。私がこの私が「Japan number one。」と叫んでも
おかしくはなかっただろう。「日本には資源と呼ばれるものは何にもなかった。
加工貿易で 日本人の知恵を働かせて 世界のひとたちから信用される製品を輸出するしか
生きる道はないと 叩き込まれた。己の分限をわきまえよといわれた。
戦前戦後 苦しい道であった。その中で確かに「number oneであった時代に生きた経験があった。
そして今 まだnumberoneだと思い込んでいる。
今朝のテレビで「格好付け」だよと吐き捨てるように評論していた人がいた。
第一回 東京オリンピック 日本人が戦後汗水流して 勝ち得た 経済大国の
姿だった。くしくもいままさに伊達二回目の東京Olympicが開催されようとしているが
いささか 雰囲気が違うのである。国民の貌に疲労感があるのだ。
ただ一部のひとたちだけが 光を放っていた。Olympic peopleと言ってしまいたいくらい。
金は金を生むという経済学らしい。地球の富の分配が 地球の危機をもたらすことも事実である。日本人とは 謙虚に振り返ってわが身を見定めるときかもしれない。
強権力者の おごりの果てにあるものを 知らねばならない。