人も肌合いが合う人と なかなかあわない人がいるものだ。
僕と黒川専務がcのとおりだ。
僕の親父なんかは 黒川氏のことを 人徳をもつすばらしい人だと
すっかり 心酔しきっている。
近藤さんは 氏育ちがいいのか 度量が有り 博識で やり手さんだ。
だから 僕は最初から 近藤さんの部下になりたかった。
不幸にも 黒川氏の部下になってしまった。
裏表のあるのがどうも 僕の肌合いに会わない。
それでも 僕の友人の有馬君なんかは 黒川氏のお気に入りだ。
不思議なことにこのようなことは以心伝心で相手にもつながるらしい。
ほんとに よくいびられたね。
それも 彼との縁がなかったのだろう。我々は道わ違えて生きることになった。
何年かして、黒川氏が退職してからの話で 昔の同僚から通知が来た。
黒川氏の慰労会やらないかということだる
あまり気が進まないが 浮世の義理だと思って参加した。
鎧兜に名札をはがれた 黒川氏は まったく人が違ったような老人に
なっていた。
人望高き 彼の抜け殻に接したとき つまりの人間の姿を見た。
それ以来 わたしは どんな高位高官であろうとも 勲章付けた
人間に不信感を持つようになった。
叙勲制度廃止すべし。だいたい人間に人間が加筆を加える不遜なことは許されない。
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