何かご存知ですか…
入居者の方が今年種を実家の青森から取り寄せ 施設の近所の知り合いの方に
作ってもらった実です。
彼女は ブルーベリーの変種で生ではとても食べられないと申していましたが
どう見ても ブルーベリーとは思えず…一口食べたら二度と喰いたくないと思えた程の実です。
彼女が言うには その辺にこれを小さくした同じような植物が咲いているから
それと同じだと思うって…これが一番怪しかったんだな
それを 頼まれて作った農家の方が どうして良いか分からず箱いっぱい約4キロ持参して
どうにかしてくれと言ってきちゃったのよ
ブルーベリーってのはかなり怪しいし まずは こいつは何か ジャムにするにはどうするか
押し付けられた寮母の姉さまに掴まり…調べることになりました
種類は ナス科 名前は ガーデン ハックルベリー
なんでも ブルーベリーの5倍のアントシアニンが含まれていて目に良いらしい。
入居者の方は実家で作ってもらったジャムを食べ続けていたら超眼の調子がよくなった
から と善意でもって来てくれたんだけど…
毒性があったのだ…新しい種類の植物は注意しましょうね。
毒物の多いナス科ってことに引っかかっちゃって…こっそり調べちゃったのだ
長野市の農産物直売所などで「ハックルベリー」として販売されて 新聞で問題になったらしく
食品安全委員会←クリック(不安な物質はここでチェックしてね)が注意を促していました。
「ガーデンハックルベリー」(学名:Solanum nigrum var. quineense)は、ナス科の植物(東洋のイヌホウズキに近い植物)で、ツツジ科の「ハックルベリー」とは異なります。
専門家からの情報提供と参考文献によると、ガーデンハックルベリーは、米国ではかなり一般的に家庭で栽培され、その実をジャムにしたり、パイに入れたりして賞味しているようですが、未熟果には毒性のあるソラニン類が含まれるとの報告がなされています(※)。現在までにヒトに対しての危害に関する報告は確認されていませんが、専門家からは、熟していない果実を大量に摂取しないよう注意する必要があるとの意見をいただいています。
って…事でしたが 皆熟しているって前提で調理いたしました。
綺麗に洗い未熟成熟な実 へたを除去し
茹でて沸騰したら重曹を入れ10分以上煮る。凄い緑でしょ
軟らかく煮えたらアクを洗い流す。
見る見るうちになす色に染まってきたよぉぉ~
重量の1/2位の砂糖をまぶし ゆっくり煮込む
なかなかつぶれないので 根性なしのお姉さま職員は奥の手で
ミキサーにかけ…写真撮っていただけなのに…ミキサーからの噴出で
Tシャツ紫のドット入りに変身
煮詰めるにつめる~沢山 まだまだアクが出てくるので根気よく 取っては煮つめ
レモン汁 約カップ八分目加え かき回し
出来上がり
香りはレモンが効いてすがすがしいが レモン入れなきゃ 変な香りかな?
味はとても美味しかったよ。
実は発芽率が高いらしいから もし 手に入れたら是非作ってみてくだされ
未熟の実には注意して完熟だけを採取し 冷凍庫に保存し貯まったら ジャム作るのが
ベストみたいですよ
入居者の方が言うのには 去年食べつづけ 今年は目薬減ったって
※ この実そっくりと言っていた草は イヌホウズキ←クリックって
名前の全草 やはり同じソラニンって毒が含まれている奴でした。