オープニングの二人で住宅街を並んで歩いてくる映像が、音楽とともにお気に入りでした。(写真はAmazon MusicでOP曲「8th HEAVEN」のタブレット画面)
自分に生きる価値なしと思いつつワンルームで暮らす30代男(上杉柊平)が、刺されて瀕死のところに天使(西村拓哉)が現れ…なぜか一緒に住み始めるという物語。
原作はBL漫画ですけども。あんまりBLぽくはなく、ドラえもんとのび太の関係に近いというか、家族以上に大切な存在のペットみたいな、と言ったら語弊があるかもですが。
傷付き過ぎた人たちが、癒やしあい救われていくお話かなと思います。
***(こっからネタバレ)
実は天使は自殺した高校生だったと明かされたのが4話だったかな?5話では、その原因となったA君との過去エピソードでした。
原作では、タカシ(天使)のことが好きだったんだろうけどただ虐めてきて、タカシの前で事故死してしまい顔も出てこなかったA君でした。
しかしこのたびは、仲が良かったのに急にいじめだす設定になっていて、A君役の男子(田中洸希)も眉目秀麗。彼なりに嫉妬や同性愛に葛藤していたんだろう…とより強く想像できました。お互いにハンカチやストラップを贈り合う小道具使いもよかったし。
しかし仲良かったのに虐めだすってあまり納得いきませんけどね。だから素直に気持ちを伝え合おうって話になっていくわけですが。
最終回で印象的なのは何と言っても別れのシーンでした。これ、原作では二人で雪合戦して多幸感が最高潮に達した直後に、コウキが振り返ると天使は消えていてあたり一面真っ白い雪景色…という実にドラマチックな名場面です。
私はここ、すべての映像クリエイターが映像化を手掛けてみたくなるんでは…と勝手に思うわけですが。
ドラマでは舞台が海岸になっていて、それはそれでとてもよかったしよく考えたなあと。
広い広い世界に一人でポツンと取り残される男の寂しさが強烈に伝わってくる映像でした。
個人的には、もう数秒長くてもよかったと思うくらいでしたが。打ち寄せる寂寥感が胸に迫りました。
これがあるから、二人でいた時を思い返すともっと切なくなるってやつですね。それでも生きることに前向きになるラストが、後味のあたたかいよいドラマでした。
***(こっからネタバレ)
実は天使は自殺した高校生だったと明かされたのが4話だったかな?5話では、その原因となったA君との過去エピソードでした。
原作では、タカシ(天使)のことが好きだったんだろうけどただ虐めてきて、タカシの前で事故死してしまい顔も出てこなかったA君でした。
しかしこのたびは、仲が良かったのに急にいじめだす設定になっていて、A君役の男子(田中洸希)も眉目秀麗。彼なりに嫉妬や同性愛に葛藤していたんだろう…とより強く想像できました。お互いにハンカチやストラップを贈り合う小道具使いもよかったし。
しかし仲良かったのに虐めだすってあまり納得いきませんけどね。だから素直に気持ちを伝え合おうって話になっていくわけですが。
最終回で印象的なのは何と言っても別れのシーンでした。これ、原作では二人で雪合戦して多幸感が最高潮に達した直後に、コウキが振り返ると天使は消えていてあたり一面真っ白い雪景色…という実にドラマチックな名場面です。
私はここ、すべての映像クリエイターが映像化を手掛けてみたくなるんでは…と勝手に思うわけですが。
ドラマでは舞台が海岸になっていて、それはそれでとてもよかったしよく考えたなあと。
広い広い世界に一人でポツンと取り残される男の寂しさが強烈に伝わってくる映像でした。
個人的には、もう数秒長くてもよかったと思うくらいでしたが。打ち寄せる寂寥感が胸に迫りました。
これがあるから、二人でいた時を思い返すともっと切なくなるってやつですね。それでも生きることに前向きになるラストが、後味のあたたかいよいドラマでした。