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花日和 Hana-biyori

「食べるシーンを必ず入れる」

写真はうちの晩ごはんです。ナスと鶏もも肉の何か。(Cook Do)

***

6月23日放送の「ボクらの時代」は、吉田鋼太郎と
MEGUMI、山口雅俊監督の対談でした。
(録画で今頃みました)

山口監督は東大法学部卒の上にコロンビア大学も出ている人だそうで驚きです。

「ナニワ金融道」「ランチの女王」などを手掛けた敏腕プロデューサーだとか。

いわく、

「お金とご飯が画面に出てくると、その人がわかる」

とのこと。「その人」とは、作中人物の考え方とか誤魔化せない特徴のようなものかな。

で、山口監督が作品をつくるとき、「ご飯を食べるシーンを必ず入れる」のだそうです。

「映画や何か見た時に、どうも共感しないと思ったら、その人がものを食べているシーンが1回もない」

ってことがあるのだとか。「ランチの女王」で竹内結子さんは、文句言いつつ実に美味しそうに食べるシーンを演ってくれたと言ってました。

美味しそうに食べている場面って、問答無用で人を引き付けてしまう力があるのかも。


そう考えると確かに、例えば宮崎駿監督は作品に必ず食べるシーンを入れると聞いたことがあるし、実際、毎回たべるシーンが印象的です。

で、最近面白かった映像作品では何があったかなと考えました。

「アンチヒーロー」は食べるシーンなんて無かった(料亭シーンはあった)ような…と思いましたが、よく考えると北村匠海演じる若手弁護士が、たまに菓子パンを手にしておりました。食事が疎かになっているかんじで。

石原さとみ主演のドラマ「Destiny」では、甘えた感じのカオリ(田中みな実)が好きだったクリームソーダが象徴的だったかな。

“その人がわかる”ために、食べるシーンはけっこう戦略的に織り込まれているもんなんだなーと思いました。




 
 

コメント一覧

hana-biyori
なおともさんこんにちは!
同感していただけて嬉しいです!
私はいままでそういうふうに考えた事がなかったので、なるほどと感心しました。小説も、食べるシーンや好物でその人か見えてくることありますね。小説もあれこれ考えると楽しいですよね。
やっぱり食とお金は人間の本性が出るんですね〜(笑)
なおとも
こんにちは!
同感です!私、食事や食べ物が出ない小説やドラマに全く同じ事を感じていました。本当に嬉しいです。ただただ、私が食いしん坊なせいかと思っていたので、納得出来て本当に良かったです。なおとも
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