子どもにとってクリスマスって、「サンタさんがプレゼントをくれる日」ではないですか?
息子から「ほんとはサンタさんっているの?買ってきてるの?」と詰め寄られたのは、小学校低学年くらいのときですかしら。
そんな記憶が蘇る絵本に遭遇し、ヒヤリとしました。
今学期さいごの読み聞かせボランティアの活動日に、クリスマス絵本をふたりのメンバーがそれぞれ読んでくれまして。
一冊は、「からすのパン屋さん」などで名高い加古里子(かこさとし)先生の『サン・サン・サンタ ひみつきち』(白泉社)です。
他にも色々持ってこられてましたが、小学校1年生のお子さんが「これ読んで」と仰ったそうなので、私は内容もしらないまま「これにしよ〜」と軽々しく推しました。10分超なのでギリギリでしたが、かこさとし先生の面白さを信じて。
80年代に書かれた絵本の復刻版で、南極基地みたいなところでサンタさんがプレゼント工場を仕切ってる的なユーモアいっぱいのお話でした。
80年代に書かれた絵本の復刻版で、南極基地みたいなところでサンタさんがプレゼント工場を仕切ってる的なユーモアいっぱいのお話でした。
いまこの国は冬だけどこっちの国は夏だからこんなプレゼントを…とか、地球規模で考えているのがかこ先生ぽくていい感じ。
それはよいのですが、最後に「まだプレゼントが届いていない」という子どもたちに、お父さんとお母さんが買ってくれる…みたいな言葉をオチにしていらっしゃる。
えっこれはいいのか?とちょっと気になってしまいました。
全校生徒にテレビ放送で流すので、まだサンタさんを信じている子がいるとすれば夢を壊すことになるのでは…。いやまあ小学生ともなれば父母保護者がくれるってことは分かっているとは思いますが、下の子がいる場合なんて特に、なんとなく薄ぼんやりと曖昧にしていたご家庭もあるのでは……。
私たちは直接子どもの反応を見れないので、ちょっとヒヤリとしたっていうのはそういうことでした。子どもたちがどう受け止めたか、結果はわからないままであります。
それはよいのですが、最後に「まだプレゼントが届いていない」という子どもたちに、お父さんとお母さんが買ってくれる…みたいな言葉をオチにしていらっしゃる。
えっこれはいいのか?とちょっと気になってしまいました。
全校生徒にテレビ放送で流すので、まだサンタさんを信じている子がいるとすれば夢を壊すことになるのでは…。いやまあ小学生ともなれば父母保護者がくれるってことは分かっているとは思いますが、下の子がいる場合なんて特に、なんとなく薄ぼんやりと曖昧にしていたご家庭もあるのでは……。
私たちは直接子どもの反応を見れないので、ちょっとヒヤリとしたっていうのはそういうことでした。子どもたちがどう受け止めたか、結果はわからないままであります。
もう一冊は、ベテランメンバーが『クリスマスのてんし』を読んでくれました。これは同じクリスマスがテーマでもまったく方向性のちがう本でして、しっとりうっとり安心感がありました。
まあ、どっちもよい絵本なんですけど、ここまで雰囲気が違うとおもしろいですね。