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花日和 Hana-biyori

読めない自分を助ける方法

今度の読書会の課題本、フォークナーの『野生の棕櫚(しゅろ)』は、400ページ中230ページくらい行きました。

またまだ途中かよ、という感じですが、自分としては半分を超えた!という若干の達成感すらあります。

アメリカ南部を舞台にしたまったく異なる物語が交互に展開する小説です。

一つは研修医と人妻が夫公認で駆け落ち(とは言わんかな)した先々でのあれこれを描く「野生の棕櫚」。そして25歳の囚人が洪水災害のさなか妊婦を助ける『オールド・マン』。

それぞれに読み応えはあるのですが、どうも集中力と理解力が足りない私は、なかなかスッと意味が理解できない文章が多くて読むのにとても苦戦しております。

特に「野生の棕櫚」で、27歳の研修医が愛と自身の人生の考察を友人に長々と語るところで、もうアカン…となり。

読みたくはあるがどうしても読み辛いときにたまにやる禁じ手、先に解説を読む(途中まで)ということをやっちゃいました。

それでちょっと宿題の解答を見ちゃった感じですが、またなんとか読めるようになりまして。

しかしセンテンスの長い文章が苦手でまた意識が飛ぶもんで、こんどはアマゾン専用タブレット(FireHD)の読み上げ機能を使ってみました。

これってロボット的に読み上げるだけなので抑揚やテンポが小説むきではないですし、たまに漢字を間違える(訓読みを音読みするなど)ので、流し聴きではイマイチです。

しかし余計な解釈を入れない読み方なのが逆にいいとも言えます。字面を追いながら一緒に聞くと集中が途切れず、電子書籍のページを自動でめくってくれるので、意外とどんどん読めるようになりました。

ただ、読み方がホントにAIなので、たまに研修医の名前ウイルボーンを「ウイルボォーーン」と読むのが笑ってしまいます。毎回じゃなくて、たまになのは何故でしょうね。





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