夏燕古い親友(とも)との夢を見て

古い親友との夢を見ていた。長い夢だった。
親友と酒を酌み交わし、鹿児島市に住んでいるという。
夢の中で私はとても幸せだった。若い者も一緒にワイワイと飲んでいた。
電話番号は夢だから故郷の局番に携帯の番号を続けて教えていた。
箸袋の裏に住所を書くのになぜか書けないのだった。
若者にも住所と電話番号を教え合い、何故か中学の同級生が息子共々現れて・・
兎に角長い夢だった。
この文章を読む人は何の事だろうと思うだろう。
私と親友は転々としている内にお互いの行方が分からなくなっている。
まるで神様が見せてくれたかのような長い長い夢。
目が覚めて続きがとても見たいような夢だった。
記録しておきたい気分になってトイレに起きたついでに急ぎ書いている。
しかし現実にはその興奮の100分に1も表現できない。
燕が低く飛ぶ季節になった。
干潟を行くと背後から二羽の燕が低く飛んでくる。
渡りの鳥は私達のように忘れることもなく季節を告げにくる。
ありがたいものだ。
今夜夢を見たということを記録しておきたくて書いている。
まだ4時だ。続きは見れまいが見れるように願ってまた寝よう。
静かに雨が降ってきた。