イナモリソウ、梅雨の頃にピンクのかわいい花をつけてくれます。
大好きな花です。
イナモリソウを求めて、梅雨の晴れ間に出かけてきました。
日のあまり差さない林床で、雨で薄暗い時に咲くのは不思議です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/b1/6374e367b6dd5c4add64a54f147a4e21.jpg)
イナモリソウには2形あることに、写真を撮っていて気づきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/24/d5b270ff1579b7f29d313d83ce22f09c.jpg)
こちらは、めしべが上に付いています。
数は少ないです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/36/3e42bdc288113dfcaf5701b6f8af9d10.jpg)
おしべが上に付いている、こちらは多いです。
調べてみると、雄花、雌花という訳ではなくおしべが上でも底にちゃんんとめしべがあるようです。
めしべが上の場合もおしべがちゃんとあります。
想像ですが、
おしべが上の個体は自家受精し、めしべが上の個体は他の花の花粉で受精する確率が高いのでしょう。
自家受精は確実に種子をつくり、他家受精は多様な遺伝子の種子を作る可能性がある。
種の存続の戦略なんでしょう。
花の盛りの頃は、虫たちが花を出入りしているのに出会いますが、咲きはじめは静かです。
めしべが上の個体が受精して種子を作る可能性はやや低いようです。